コラム

2021.02.05
2021.02.05

サンクスカード(ありがとうカード)のメリットとは?アプリ化のポイントと効果を紹介!

 ▼ 目次

サンクスカード(ありがとうカード)とはどのようなもの?

サンクスカードがどのようなものか、大まかに知っていても実際のところはよくわからない人もいるのではないでしょうか。ここでは、サンクスカードの概要を解説します。

 

◾︎サンクスカードは、気持ちを伝えあう制度

サンクスカードとは、社内で仲間の素晴らしい行為を「ありがとう」の言葉で伝え合う制度です。コミュニケーションの活性化を目的に導入され、「ありがとうカード」や「サンクス制度」と呼ぶこともあります。ザ・リッツ・カールトンや日本航空では、紙のサンクスカードで伝え合う制度が導入されています。制度を導入することで、周りから感謝をもらいモチベーションの向上につながる他にも、周囲への気づきのレベルを上げる効果も期待できます。このサンクスカードは一見すると導入が簡単に見えますが、いくつか問題もあります。手間がかかりがちで運用が大変という点や、ただ導入するだけでは定着しにくく、制度を整え継続できる仕組みを作る必要がある、などです。

◾︎アプリ版サンクスカードとは?

紙を利用するサンクスカード以外の方法として知っておきたいのが、アプリ版サンクスカードです。アプリ版サンクスカードは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどで利用できるため便利です。アプリ版サンクスカードを導入すれば、手書きや集計の手間などが省けます。さらに、アプリの起動後すぐにメッセージを送れるため、いつでも手軽に利用できます。また、全てのサンクスカードが手軽に閲覧可能なので、社内の風通しをよくしたり、他部署への理解のきっかけとなります。
 

サンクスカードの内容は?

サンクスカードに書く主な内容は、送りたい人の名前、感謝したい理由などです。たとえば、以下のような内容を書きます。
「毎日丁寧な掃除をありがとう!お客様からも褒められています」
「〇〇様の件でのリマインドありがとう!おかげさまで〇〇様と成約できました」
サンクスカードを書くときには、感謝の気持ちはもちろん、何に感謝しているのかを具体的に記載することがポイントです。

 

サンクスカードでコミュニケーションが活性化する理由

サンクスカードでコミュニケーションが活性化するのは、感謝の気持ちを伝えあるという行動が制度化されるためです。サンクスカードを利用することで、気持ちを「見える化」できるため 、コミュニケーションが活発になります。サンクスカードは、自分の部署だけでなく他部署に属する社員同士で伝え合うのもおすすめです。他部署との交流が深まり、社内全体のコミュニケーションの活性化につながります。

 

サンクスカードのメリット

サンクスカードのメリットはどのようなことでしょうか。サンクスカード制度の導入で得られる具体的なメリットについて解説します。

◾︎仕事仲間のことを知ることができる

サンクスカードを利用して感謝の内容を伝えることで、相手がどのような人なのか、どのような仕事をしているのかを知るきっかけになります。相手のことを意識的に考えるようになり、具体的な感謝の気持ちが伝われば自然な交流も生まれやすいでしょう。また、交流が活発になれば、業務もスムーズにすすむようになります。

◾︎部署や役職を越えて交流できる

サンクスカードのメリットは、自分の部署や役職だけではなく、他の部署や役職を越えてサンクスカードを送りあう文化を社内に作れることです。それにより、自然と社員同士のつながりも増加します。サンクスカードの利用により、部署内や同期間の交流だけでなく、部署や役職を超えて自然に交流できるようになります。

◾︎感謝の気持ちがやる気につながる

サンクスカードは小さなことでも、さりげなく褒めたり、感謝の気持ちを伝えられたりすることが大きなメリットです。たとえちょっとしたことでも、社員同士が褒め合い感謝の気持ちを伝えあうことで、ポジティブな気持ちになれます。また、仲間の良い部分を褒め、感謝の気持ちを伝えあうことは、やる気やモチベーションの向上につながります。結果、仕事効率の向上や成果にもつながるでしょう。

◾︎気づきの力が磨かれる

サンクスカードを書くためには、相手の行動をよくみる必要があります。相手のことを理解し、よい部分は何かを感じる感受性がサンクスカードを書くためには欠かせません。そのため、サンクスカードを書き続けることで、気づきの力が磨かれます。やがて、洞察力や観察力の向上にもつながるでしょう。

 

サンクスカードにデメリットはある?

メリットが多いサンクスカードですが、デメリットはあるのでしょうか。ここではどのようなデメリットがあるのかについて解説します。

◾︎手間がかかる

サンクスカードを導入するには、用紙などの準備が必要です。また、アプリ版でなく手書きの制度を導入する場合は書くことが面倒に感じる人もいるでしょう。サンクスカードを書くことで通常業務のための時間を取られてしまうと感じるケースもあります。
 

◾︎保管にコストがかかる

サンクスカードは、書いたものや書かれたものを保管しなければなりません。サンクスカードが紙の場合、保管場所の準備が必要なためコストがかかります。また、支店や店舗が離れている場合、より管理や運用がしづらくなります。
 

◾︎アプリ版の注意点

サンクスカードをアプリ版で運用する場合、用紙などを準備する手間はないものの、デメリットがないわけではありません。アプリ導入の費用がかかる点や、アプリの運用にコストがかかるためです。また、社内に浸透するまでの時間がかかるため、制度導入時は積極的にアナウンスしていく必要があります。
 
 
サンクスカード運用を続けるコツは?
サンクスカードは比較的簡単に始められますが、運用し続けることは簡単ではありません。そこで、サンクスカードの運用を続けるコツについて紹介します。

 

◾︎手軽に使える状態にする

まず、手軽に使える状態にすることがサンクスカード定着のためには欠かせません。感謝したいことがあっても、すぐに使えなければ、そのまま忘れてしまうケースもあるからです。また、運用に手間がかかる場合、社員の作業時間が増加し、負担に感じてしまう可能性もあります。たとえば、書く内容を無理に作るために、日常業務で当たり前のことまで書くようになると、書く側も受け取る側も負担になってしまいます。書くことを強制せずに、気軽に書ける雰囲気づくりが大切です。

◾︎感謝を可視化する                                                 

サンクスカードの運用は誰が誰に書いたのか、他の社員がわかるようにすることもポイントです。褒められた内容を社内全体で共有することで、褒められた社員の承認欲求が満たされます。結果的にモチベーションアップにもつながります。ただし、社内で共有する場合は、その趣旨を最初に通知しておかなければいけません。可視化することをあらかじめ周知しておき、トラブルにならないようにすることが大切です。

◾︎内容を具体的にする

サンクスカードの内容はできるだけ具体的にすることがポイントです。内容を具体的にすることで、何に感謝されているのかが伝わりやすく、「次回もこうしよう」と具体的な行動につながります。また、どのようなメッセージを書けばよいかわからない人への参考にもなります。

◾︎インセンティブをもうける

サンクスカードの利用率を高めるためには、表彰やボーナスなどのインセンティブを設けることもポイントです。インセンティブとしては、社員同士が報酬を与え合う「ピアボーナス」制度がおすすめです。ピアボーナス制度とは、カードを記入した側や感謝された側に対してボーナスを与える制度です。心理的なインセンティブを与えることで、仕事に対するモチベーションアップにつながります。

 

まとめ

サンクスカードの運用は、メリットが多く、社員の交流の活性化やモチベーションの向上に効果を発揮します。ただし、制度を定着させる必要があるため、社員が手間なく「書きたい」と思えるような配慮が大切です。チームワークアプリRECOG(レコグ)であれば、サンクスカードのアプリ化、社員のモチベーションアップ施策が手軽に実現できます。バリュー浸透プログラムで企業理念の浸透施策も行え、ピアボーナス機能も運用可能です。
 
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