コラム

医療・福祉業界の組織課題をサンクスカードで解決!導入事例も紹介

医療・福祉業界の組織課題をサンクスカードで解決!導入事例も紹介

公開日: 2025.06.27
更新日: 2025.06.27

業界では「他の職種・部門とのコミュニケーションが取りにくい」「プレッシャーやストレスが大きい」などの課題が生じます。そうした組織課題の解決策として「サンクスカード制度」があります。

 

本記事では、医療・福祉業界の組織課題と解決策、サンクスカードを導入するメリット、企業事例を紹介します。

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医療・福祉業界で起きやすい組織課題

医療・福祉業界(介護業界・障がい者福祉業界・児童福祉業界など)では、業界ならではの組織課題が起こりやすい傾向にあります。サービス業界でよく見られる組織課題を紹介します。

 

職種間の連携が取れない

医療業界や福祉業界では、複数の職種の従業員が働いています。医師や看護師、薬剤師、介護士などのほか、施設によってはケアマネージャーや支援員、児童福祉士なども在籍します。また、医療事務や調剤薬局事務といった事務職もいるでしょう。

 

複数の職種が働いているため、職種間のコミュニケーション不足によって円滑な連携が取れないケースは珍しくありません。連携が不十分なことで、患者・利用者の負担になったり、ミスやトラブルが起きたりするリスクも増大するでしょう。

 

コミュニケーション不足によるトラブルが起きやすい

医療・福祉業界の現場は忙しいため、従業員間のコミュニケーション不足も起こりやすい課題です。情報伝達の漏れ・遅れによってケアや支援が不十分になり、重大なトラブルの引き金となることもあるでしょう。

 

また、指示がうまく伝わらないと、誤ったケアをしてしまって甚大なトラブルを招くケースも考えられます。人の命を扱う仕事のため、些細なミスが大きな過失へとつながるリスクは少なくありません。

 

慢性的な人手不足

医療・福祉業界は慢性的な人手不足に悩まされています。特に医療機関や高齢者施設は、少子高齢化の影響で患者・利用者は増える一方ですが、人材が集まらず一人ひとりの業務負荷が大きくなりがちです。

 

人手不足による疲れ・ストレスから注意力が散漫になり、ミスが発生するリスクも懸念されます。

 

働き方改革が実現しにくい

医療・福井業界は、働き方改革の実現が難しいという課題も見られます。患者・利用者の急な対応や事務作業なども多く、残業になりやすいため労働時間の是正が困難です。また、リモートワークができない業務内容のため、多様な働き方の導入も難しいでしょう。

 

働き方改革が進まないために、従業員のストレスが溜まってエンゲージメントが低下していき離職を招いて、さらに人手不足に陥るという悪循環をもたらします。

 

不規則な勤務で心身に不調をきたす

職種や施設によっては、早番・遅番や夜勤などのシフト制の場合も多く、不規則な勤務になりやすい傾向です。十分な休息を取れないため身体的な不調を感じるだけでなく、プライベートな時間が確保できないためリフレッシュできずに精神的な不調につながる人も多く見られます。

 

プレッシャーを感じる場面が多い

医療・福祉業界は高い専門性が必要なため、常に新たな情報をキャッチアップして学び続けなければなりません。忙しい日々の中で新たなスキルを習得するのは簡単なことではなく、ストレスに感じてしまう人も少なくないでしょう。

 

また、医療事故や医療ミスといったリスクとも隣り合わせであり、精神的な負担は並大抵ではありません。命を預かる仕事のため、適度に発散できないとプレッシャーに押しつぶされてしまう人もいます。

 

患者・利用者や家族の対応に疲弊する

時には、患者・利用者からの苦情に対応しなければなりません。暴言や理不尽な言葉を浴びせられることもあり、従業員のストレスが溜まることも多いでしょう。

 

また、患者・利用者の家族・親族への対応も必要です。家族・親族から理不尽に不信感や不満を抱かれているケースもあり、良好な関係を築けている場合だけではないため、精神的に疲弊する場面は少なくないのです。

 

法令や制度の変革が激しい

医療や福祉に関する法令・制度の変革が多いため、常に情報をアップデートする必要があるのも、従業員にとっては大変なポイントです。多様な法令・制度があるため手続きや認定が複雑になり、しっかりと理解していなければ十分なケア・支援ができません。

 

 

医療・福祉業界の課題解決策

医療業界・福祉業界では先述のような課題が起こりやすいため、適切に対策を講じる必要があります。課題解決策として、以下の5つの方法を紹介します。

 

多様な人材を採用する

人手不足の業界のため、多様な人材の活用により課題を解決できる可能性があります。

 

近年注目されているのが、外国人労働者や多様な雇用形態です。日本で通学や実習を通じて資格を取得した外国人を受け入れている医療施設・福祉施設が増えています。また、「夜勤のみ」「早朝のみ」など人材が不足する時間帯にアルバイトやパートタイマーを採用することで、人手不足を解消できます。

 

ストレス対策を行なう

ストレスが溜まりやすい仕事のため、職場でストレス対策を行なうのも効果的です。

  • 上司との1on1ミーティング
  • 相談窓口の設置
  • カウンセラーとの面談
  • ストレスチェックの実施

こうした取組みを行ない、従業員のストレス度合いを把握して適切に対応しましょう。

 

また、職場環境を良好にすることでも、ストレス対策となります。相談し合える仲間がいると適度にリフレッシュでき、ストレスを解消できます。

 

福利厚生や評価制度を見直す

新たな人材の採用や、現在の従業員の離職防止には、福利厚生や評価制度の見直しも有効です。福利厚生を充実させて従業員が安心・安全に働ける環境を整えると、採用市場で有利になり人材が集まりやすくなるでしょう。また、評価制度を見直して頑張りを正当に評価できるようになれば、従業員のモチベーションが高まって離職を防げます。

 

研修制度やスキルアップ支援制度を充実させる

医療・福祉業界では「新たな技術や情報のキャッチアップが大変」「毎日忙しくて将来を見すえられない」などの理由からモチベーションが下がる人が多く見られます。そこで、研修制度やスキルアップ支援制度を充実させ、従業員一人ひとりの知識のアップデートやスキルアップをサポートしましょう。

 

勉強会や意見交換会、ワークショップなどを実施すると、知識・スキルの習得だけでなく、従業員同士のコミュニケーションも図れます。

 

ITを活用する

人手不足で業務過多になりやすい医療・福祉業界では、IT技術の活用が促進されています。たとえば、電子カルテによる情報共有の簡素化や、患者が手軽に相談できるオンライン診察などがあります。また、コミュニケーションツールの導入により、円滑な情報共有とコミュニケーション活性化が期待できます。

 

 

医療・福祉業界におけるサンクスカードの導入メリット

医療・福祉業界における課題解決の方法としておすすめなのが「サンクスカード制度」です。

 

サンクスカードは、従業員同士で「仕事を手伝ってくれてありがとう」「イレギュラーな問い合わせにも完璧に対応できていたね」などの感謝・称賛を伝え合う制度を指します。紙のサンクスカードでやり取りするのが一般的でしたが、最近ではメッセージやポイントなどを贈れるサンクスカードツールも増えており、デジタルに移行する向上が増加傾向にあります。

 

それでは、医療・福祉業界でサンクスカードを導入するメリットを見ていきましょう。

 

職種・部門を超えてコミュニケーションが取れる

医療・福祉業界では他職種・他部門の従業員が働くため、同じ施設で勤務していてもあまり関わりがなかったり、必要最低限のことしか会話しなかったりする場合も多く、相互理解が進みません。しかし、職場の心理的安全性を高めるためには、職種や部門を超えた従業員同士の関わり合いは不可欠です。

 

サンクスカードで日常のちょっとした感謝を伝え合えれば、日ごろ話す機会が少ない相手ともコミュニケーションを取ることが可能です。また、他の人が贈り合っているサンクスカードの内容を見ることで、「この人はこんなことが得意なのか」「私の知らないところでこんなに頑張っているのか」という気づきを得られ、相互理解が促進するでしょう。

 

情報共有やスキルアップにつながる

サンクスカードは、感謝を伝え合って称賛文化を形成できるだけでなく、職場の情報共有を促し従業員の知識習得やスキルアップにも役立ちます。

 

たとえば、サンクスカードで「今日の~~の対応はとてもよかったね」と贈れば、それを見た他の従業員の学びになるでしょう。また、サンクスカードツールに搭載されているチャット機能や社内掲示板機能などを活用すると全従業員やチームメンバーなどに情報共有ができるため、業務マニュアルやナレッジ、法令・制度の情報などを簡単に共有できます。

 

経営理念や行動指針を浸透できる

医療・福祉業界では、高い品質のケアや支援を提供して患者や利用者が安心して利用できる施設作りが求められます。そのため、法人や施設の経営理念・行動指針を社内に浸透させ、全従業員が同じ方向を向いて進んでいかなければなりません。

 

経営理念や行動指針は口頭で伝えるだけではなかなか浸透しませんが、サンクスカードを活用すると理念浸透の活性化が期待できます。具体的には、サンクスカードを贈る際に「自社の経営理念・行動指針に則っている行動を称賛する」という基準を設け、経営理念・行動指針に紐づいてサンクスカードを運用します。

 

 

医療・福祉業界の組織課題解決にはチームワークアプリ「RECOG」

サンクスカードの導入にはチームワークアプリ「RECOG」がおすすめです。感謝・称賛のメッセージをパソコンやスマホから手軽に贈り合うことができ、チームワークの醸成が期待できるツールです。

 

他にも、情報共有やナレッジ共有ができる投稿フィード機能や、チャットのように利用できるトーク機能があり、コミュニケーションを促進します。また、組織と個人についての分析機能も搭載されているため、組織改善やフィードバックなどに活用できるでしょう。

 

詳しい機能については以下の資料にて紹介しているので、ぜひダウンロードしてみてください。

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社内SNSで組織の課題を解決!
組織の課題をホメて解決するアプリ
RECOGをはじめて知っていただく方向けに基本機能や活用シーン、料金をまとめた説明資料をご用意しています。

 

 

医療・福祉業界のサンクスカード導入事例

最後に、医療・福祉業界でサンクスカードを運用している企業事例を見ていきましょう。

 

日本シューター

病院内自動搬送システムや介護予防デイサービスの運営などを手がける株式会社日本シューターでは、介護予防デイサービス事業「暖団」にて、従業員のストレス軽減と店舗間でのコミュニケーション促進を目的にRECOGを導入しています。口頭で感謝を伝えるだけでなくRECOGでも感謝を伝えることで、1対1のコミュニケーションで終わらず、称賛すべき行動を社内全体に共有できています。

 

また、今まで気づくことができなかった職員の活躍や特性を把握できるようになり、店舗にいなくても現場を理解できるためマネジメントもしやすくなったと感じているそうです。

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職員の障害や物理的な距離を超えたコミュニケーションで、職員が安心して働く職場をつくる
2023/07/11
創業70年を超える株式会社日本シューターは、国内トップシェアを誇る病院内自動搬送システムを始め、最先端の介護予防デイサービスの運営など、幅広い事業を展開しています。 同社の介護予防デイサービス事業の「暖団」では、2019年からRECOGを導入し、視覚障害や聴覚障害を持つ職員の皆様含めてRECOGをご利用いただいています。 今回は、介護事業部部長の池田様、課長兼施設長の寺﨑様、施設長の柿崎様、聴覚障害をお持ちの水谷様、視覚障害をお持ちの西村様・田原様・小西様・名徳様にRECOGの導入背景や導入後の効果をお伺いしました。

 

CLOVER DENTAL

高度な歯科医療を提供する医療法人社団山の丘よつば会CLOVER DENTALでは、紙のサンクスカードからデジタルへと移行するためにRECOGの導入に踏み切りました。歯科医師・歯科衛生士・保育士・受付など多職種が協力し合っている職場のため、他の職種や業務内容についての理解が進むきっかけになり、院内でのコミュニケーション促進に役立っている層です。

 

 

まとめ

医療・福祉業界では、「他の職種・部門との連携が難しい」「精神的な負担が大きい」など、さまざまな組織課題が発生します。従業員のモチベーションにもマイナスな影響を与えるため、課題解決のための取組みが求められます。

 

サンクスカード制度はチーム内に感謝・称賛の文化を醸成し、モチベーションやチームワークの向上が期待できます。チームワークアプリ「RECOG」を活用し、サービス業界の組織課題を解決していきましょう。

 

 

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