コラム

2023.10.20
2023.10.20

モチベーションが下がる原因とは?職場での対処方法もご紹介!

 ▼ 目次
仕事でより良い成果を出すためには、高いモチベーションを維持する必要があります。
しかし、社員のモチベーション維持は難しく、悩まれる方も多いのではないでしょうか。
 
本記事では、仕事のモチベーションが下がる主な原因や対処法について解説していきます。
 

モチベーションとは?外的動機・内的動機について

 
「モチベーション(motivation)」とは、なにかしらに対して意欲的に取り組むための動機づけのこと。
ビジネスシーンにおいては「組織における業務意欲」を指すことが一般的です。
語源はラテン語の「move」で、「目標や目的のためになにかを動かす」という意味を持ちます。
また、モチベーションは「外的動機付け」と「内的動機付け」の2種類に大別できます。
 
外的動機付け
外的動機付けとは、賞罰や評価、義務など外的な刺激によってもたらされるモチベーションのことです。
ビジネスシーンにおける具体例としては「自分の頑張りが賞与アップにつながる」「資格取得によって手当が支給される」といったケースが挙げられます。
また、上司や同僚からの激励や感謝が外的動機付けに結びつくこともあるでしょう。
外的動機付けは短期的な効果を得やすく、実施方法がわかりやすい点がメリットです。
 
内的動機付け
内的動機付けとは、興味関心や好奇心など、自分の内なる欲求によってもたらされるモチベーションのことです。
ビジネスシーンにおける具体例としては「人と話すことが好きだから営業職に就きたい」「人々の心を打つような広告を制作したい」といったケースが挙げられます。
その人自身の内側から沸き起こるもので、業務上での“達成感“や“やりがい"につながっていきます。
内的動機付けは、行動そのものが目的となるため、自ら進んで学び、改善しようとする姿勢を期待できます。その結果、目の前の仕事に自発的に取り組めるようになり、高い集中力やモチベーションを維持できるでしょう。 
 
 

モチベーションが下がる7つの理由

 
モチベーションが下がる理由は、人それぞれ異なるものです。
ここでは、モチベーションが下がる主な理由を7つご紹介します。
 

1.日々の業務に対して「つまらない」と感じる

日々の業務に対してやりがいを感じられないと、モチベーションが下がる原因になります。
自分が本来やりたい仕事と実際の業務内容が異なる、いわば「理想の自分」と「現実の自分」にギャップがある状況下では「この仕事がしたい」という内的動機付けが満たされません。
また、「この仕事は自分に向いていない」「業務内容に意義を見出せない」と感じた場合も、同じように仕事への意欲が失われてしまいます。
 

2.人間関係が上手くいかない

人間関係が上手くいかない場合も、モチベーションが下がる原因の一つです。特に、コミュニケーションの不足や誤解が生じることで、業務上のトラブルや個人間の対立が生まれることがあります。
このような人間関係の問題が長期化すると、仕事への情熱や意欲が損なわれ、業績低下や離職率の増加につながるリスクが高まります。また、職場の雰囲気が悪化することで新たな人材の獲得が難しくなるという悪循環を生むリスクもあります。
 

3.会社のカルチャーが合わない

どんなにやりがいのある仕事であっても「会社のカルチャーに馴染めない」という状況下では、働く意欲は失われてしまうもの。
さらに、状況が改善しないことを確信すると、よりカルチャーが合う場所を求めて転職を考えるようにもなります。
反対に、会社のカルチャーが自分に合う環境場合は貢献したいという気持ちがわき、自然とモチベーションが湧いてくるものです。
 

4.組織における将来性が見えない

組織としての将来性が見えない状況も、モチベーションが下がる原因のひとつです。
会社としての先行きが不透明だったり、経営状況が悪化していると「このままこの会社にいて良いのだろうか」という不安から、働く意欲が低下します。
会社の未来や、自分のキャリアアップの可能性を感じられなくなると、だんだんとモチベーションが下がってしまいます。
 

5.成果に対して納得できる評価がされない

会社からの評価に不満があると「自分はこんなに頑張っているのに」というフラストレーションが溜まり、モチベーションが下がる原因になります。
自分の頑張りが正当に評価されていない状態では、外的動機付けが満たされません。
とくに昇格や昇給などのわかりやすい評価は、社員のモチベーションを大きく左右します。
「能力に見合う給料を与えられていない」「人並み以上に努力しても昇格できない」といった状況が続くと、だんだんとやる気がなくなってしまうものです。 
また、同僚や上司からの称賛やねぎらいの言葉がないことも、モチベーションが下がるきっかけになるでしょう。
 

6.残業や休日出勤が多くワークライフバランスが取れない

「残業が多すぎる」「長時間労働や休日出勤が当たり前になっている」など、労働環境によってモチベーションが下がる場合もあります。
どれだけ仕事熱心な社員でも、人の体力・気力には限界があるもの。
趣味の時間や家族との時間が十分に取れず、ワークライフバランスが崩壊している状態では、誰しもやる気が削がれてしまいます。
なかには本人も気づかないうちに心と体を消耗し、ある日突然限界を迎えてしまうケースも。
そのような事態を防ぐには、マネジメント層が日頃から社員一人ひとりの様子にしっかりと気を配ることが大切です。
 

7.プライベートで悩み事があり仕事に向き合う余力がない

プライベートでの悩み事も、仕事のモチベーションが下がる原因になります。
対人関係や病気、将来への不安など、プライベートでの悩みが多い状況では、仕事にもなかなか身が入りません。とくに最近起きた事柄に悩んでいる場合は、業務中でもふとした瞬間にその出来事を想起してしまうものです。
そんな時、職場での人間関係が良好であれば、同僚や上司に悩みを打ち明けることで不安が軽減される場合もあります。
 

モチベーションが下がるとどんな影響があるのか

 
モチベーションが下がると、実際にはどのような影響があるのでしょうか?
仕事への意欲が失われてしまった場合、以下のような弊害が起こると考えられます。
 

生産性や品質の低下

モチベーションが下がっている状態では、業務に対する自発的なアクションを取れなくなります。
仕事への意欲が低下している人は、「良い仕事をしよう」「良いサービスを提供しよう」という気持ちが削がれている状態。
ただ言われた通りに仕事をこなし、創意工夫を行わないようになります。
その結果、アウトプットのクオリティも自然と下がり、業務の生産性やサービスの品質が低下する事態を招きかねません。
また、自発的なアクションが取れなくなると、仕事での成果を出しづらくなります。
そうしているうちに周囲からの評価が下がり、さらにモチベーションが低下する…という負のスパイラルに陥るケースも少なくありません。
 

離職率の増加

モチベーションが低い社員が多くなると、離職率の増加も懸念されます。
モチベーションが低下すると、会社組織での明確な目標を持ちづらくなります。すると業務や組織への興味関心がだんだんと失われていき、最終的には転職を視野にいれる人も少なくないでしょう。
とくに「能力に見合う給与が与えられていない」「上司との関係が良好でない」など、モチベーションの低下が待遇や人間関係に起因する場合は、転職を考えるケースが多くなります。
環境に不満がある場合は、「環境そのものを変えよう」という思考になりやすいということです。
人がすぐにいなくなる職場では頻繁に採用活動を行う必要があり、採用・教育コストが余計にかかってしまいます。
さらに、離職率の高い職場は求職者から選ばれにくくなり、新たな人材の確保が難しくなる危険性もあります。
 

チームワークの低下

モチベーションが低い状態は、会社への貢献意識が低い状態でもあります。
「同僚と協力し合うこと」「チームで何かを成し遂げること」に後ろ向きになり、チームでのプロジェクトにも消極的になってしまうでしょう。
その結果、社員同士の温度差が生じ、チームの雰囲気が悪くなってしまう可能性も考えられます。
また、誰か一人のモチベーションが低下すると他の社員にまで影響を及ぼす場合もあります。
モチベーションが低い社員がいるとチーム全体の生産性が下がり、「自分が頑張っても仕方ない」という心境に陥りやすくなるためです。
モチベーションの低下は社員一人の問題ではなく、チーム全体、会社全体の問題として捉える必要があります。
 

モチベーションが下がったときの対処法

 
前述した通り、社員一人のモチベーションの低下は様々な影響を及ぼします。
そのため、社員のモチベーションが下がったときは対処が必要です。
 

個別のヒアリングでの原因の把握をする

モチベーションの低下には個別の背景や要因が存在します。そのため、まずは部下一人一人との個別のヒアリングをし、具体的な悩みやキャリアの希望など、通常の業務の中では伝わりにくい深い部分を理解することが重要です。
また、ヒアリングを行なう際は部下が安心して意見や感じていることを話せる環境を作ることが必要です。
 

チーム間のコミュニケーションを促進する

部下のモチベーション維持には、チーム内の信頼感や連携が不可欠です。
例えば、共通のプロジェクトや目標を設定し、異なる部署や専門職のメンバー同士で協力する機会を増やすことや、定期的な情報共有の場や交流の機会を設けることが効果的です。
異なる視点や知識を共有することでチーム全体の結束感を強化し、部下のモチベーションを向上させることが期待できます。
 

定期的なフィードバックを実施する

フィードバックは、部下の実績や業績を評価するだけでなく、その成果に対する評価や今後の成長のためのアドバイスを与える手段としても機能します。
部下にとって、自身の努力が正確に評価されていると感じることは、モチベーションを維持する大きな要因となります。
フィードバックの際には、部下の意見や懸念も収集し、双方向のコミュニケーションを強化することも意識しましょう。
 

成功体験の機会を増やす

成功体験は、部下の自己効力感を向上させ、モチベーションの向上に大きく寄与します。
まずは、小さなタスクから始め、成功を経験させることで自信をつけさせることから始めましょう。
また、成功した際の正のフィードバックや評価を忘れずに行い、その成果を組織内で共有することで、部下の達成感や所属意識を高めることができます。
 
 

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モチベーションの低下を防ぐためにも、お互いの理解を深め信頼関係を構築することは不可欠です。
 
そこでおすすめしたいのが、弊社が提供するコミュニケーションツール「RECOG」です。

RECOGは、感謝や称賛を通した双方向のコミュニケーションを叶えるサービス。アプリを通じて「レター」を贈ることで、従業員の行動や成果を日常的に褒めることができます。

レターを受け取った社員は「自分のがんばりが認められている」「自分はチームの役に立っている」という実感が得られ、モチベーションの向上が期待できます。

 

まとめ

モチベーションが下がる理由は、人それぞれ異なるものです。
まずは社員一人ひとりに向き合い、適切な対処をしていきましょう。
 
弊社では、職場コミュニケーションの活性化に向けて、ツールのご提供から運用まで一貫してサポートさせていただきます。
無料トライアルもございますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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