導入事例

バッジ刷新、セミナー継続、現場発の新施策。導入6年目のハウスウェルネスフーズが称賛文化を「育てる」ために実践してきたこと

バッジ刷新、セミナー継続、現場発の新施策。導入6年目のハウスウェルネスフーズが称賛文化を「育てる」ために実践してきたこと

101〜300名
商社・卸売
理念浸透
連携強化
社内風土
コミュニケーション
公開日: 2026.05.11
更新日: 2026.05.11
ハウスウェルネスフーズ株式会社は、「明日への健康なくらしに奉仕する」を企業理念に掲げ、「C1000」や「ウコンの力」などを展開するハウス食品グループの健康食品事業を担う会社です。兵庫県伊丹市に本社と工場を構え、開発研究所は伊丹市のほか千葉県四街道市にもあります。


同社は2020年7月、品質マネジメントシステム(QMS)の方針浸透を目的にRECOGを導入しました。前回の取材は導入直後の2020年。あれから約6年が経ちRECOGの運用はどのように進化したのか、千葉の開発研究所・素材開発部の田仲様、渡邉様にお話をうかがいました。

 

 

 

品質を守る仕組みとして、RECOGを選んだ

―前回の取材から約6年が経ちました。改めて、RECOG導入の背景を教えてください。

田仲様(以下、敬称略):RECOGは、QMSの対象部署で導入しています。

当社の全社目標は、お客さまの「うれしい」「ありがとう」を創ることです。そして、QMS目標として「トラブル品社外流出ゼロの継続」を掲げています。トラブルの芽を早期に摘むためには、日々の業務のなかでの気づきや行動が欠かせません。そうした行動を称賛・感謝で後押ししていこう、という目的でRECOGを導入しました。

 

この目的は今もRECOG活用の軸となっており、社内でRECOGに関するセミナーを開催するたびに毎回この話をしています。新しく入ってきた社員もいますし、そもそもなぜRECOGを使っているのかを繰り返し伝えることが大切だと思っています。

 

 

セミナー、素材開発部Way、協力RECOG、バッジ刷新。6年間で積み上げた運用の工夫

―6年間にわたってRECOGを運用するなかで、どのような工夫をされてきたのでしょうか?

田仲:大きな取り組みとしては、2023年から開始している社内セミナーの継続開催があります。もともとは、利用者が使い方をわかっていないのではないかという課題感から始めたもので、現在は年に2〜3回のペースで開催しております。
 
セミナーでは、導入背景の説明を毎回しています。先ほどもお話ししたとおり、新しく入った社員もいるので、「なぜRECOGを使うのか」を毎回必ずお伝えしています。次に、利用状況の報告をします。その部署がどのぐらい使っているのか、どのようなレターが贈られているのかといったデータを共有し、自分たちの活動を客観的に振り返る機会にしています。


セミナーは、部署の活動紹介の場としても活用しています。たとえば伊丹で何か活動があった際にはRECOGを使って感謝が飛び交うので、そのときの話をセミナーで発表してもらっています。拠点が離れていたり部署が違ったりするとお互いに何をしているのかがわかりにくいですから、活動報告にRECOGを交えて話してもらっているイメージです。私たちがいる千葉でどのようなことをしているのかを知ってもらったり、伊丹でどんなことをしているのかを教えてもらったりして、他部署との関わりを深める場になっています。


直近では、RECOGをよく使ってくれている社員へのインタビューを実施しました。どのようなレターを贈っているのか、どのような気持ちで使っているのかなど対談形式でお聞きし、セミナー参加者が少しでもRECOGを利用してみようと思ってもらえるようなきっかけを作っています。インタビューをさせてもらった社員からは「社内の人とコミュニケーションを取りやすくなった」「レターを贈るのが今の日常生活のひとつになっている」と話してくれ、RECOG運用を推進している私たちにとっても参考になる話でした。


シンクスマイルの担当者の方にも話をしてもらっています。活用のヒントやほかの企業の事例を共有してもらうことでRECOGによって産み出される効果を感じ取り利用促進につなげられると思っています。


このように、セミナーは単なる「使い方の説明会」としてではなく、導入背景で目的意識を保ち、利用状況で現状を客観視し、部署や利用者の話からさらに関心を高めてもらう場として活用しています。

 


―各部署で特徴的な使い方はございますか?

田仲:二つあります。

 

一つ目は素材開発部が行っている「素材開発部Way」です。
ハウス食品グループには、グループで働くすべての人に共通する価値観・DNAとして「ハウスウェイ」があります。その行動指針となるのが「ハウス十論」で、一人ひとりの姿勢や行動に関する10の指針が掲げられています。
私たち素材開発部では、このハウス十論をもとに、自部署ではどのようなことを体現すべきなのかを自分事化しやすくなるような「素材開発部Way」をつくりました。素材を開発するうえでの指針であり、自分たちの部署としての道しるべとなっています。つまり、素材開発部Wayを自分事化することで、ハウスウェイを実現できていると解釈できます。
グループ共通の価値観であるハウスウェイから、部署独自の素材開発部Wayを策定し、その指針に基づく日々の行動をRECOGのレターやバッジで称え合っています。


二つ目は生産技術部が行っている「協力RECOG」です。
自部署内の協力(当たり前)の可視化・価値化を図り、更に他部署にも広げることで、壁を越えた技術向上、全社的な協力文化の醸成(協力の見える化)を図っていきたいという意味合いを込めた取り組みです。
当社では、たとえば他部署から書類を求められて提出したり、トラブル対応をサポートしたりするなど、日常的に部署をまたいだやり取りが発生します。そうした部署間の連携のなかで、社内の絆を強固にするための選択肢としてRECOGが活用されています。
これは運営側がトップダウンで指示したものではなく、現場のメンバーが自発的に立ち上げた取り組みなので、RECOGが組織のなかに根づいてきた証だと感じています。

 

―さらなる利用促進のための工夫を教えてください。

田仲:4月から、レターに紐づけるバッジを変更する予定です。現在は7種類のバッジを使用していますが、そのなかでもっとも利用されているのが「ありがとう」で、各バッジの利用率に偏りが出ている状態でした。
前回の取材時にも、「ありがとうバッジが一番多く飛び交っている」という話がありました。日々の感謝を気軽に伝え合うという意味では自然なことですし、称賛文化の土台としての役割を果たしてきたと思います。ただ、6年間運用してきて、もう一歩先に進みたいと考えるようになり、「ありがとう」バッジをなくすことにしました。


「ありがとう」をなくすというのは大胆な決断だと感じるかもしれませんが、感謝を伝えること自体をやめるわけではありません。「ありがとう」の中身を追求するのです。
感謝には必ず理由がありますよね。「速く対応してくれたからありがとう」「丁寧に仕上げてくれたからありがとう」など、感謝の理由にフォーカスすることで、称賛される側は自分のどの行動が評価されたのかを具体的に知ることができます。そして、それはQMS目標に沿った「望ましい行動」の可視化にもつながります。そのため、QMSの内容に合った行動を称賛・感謝できるよう意識して新しいバッジを設計しました。


バッジが変わることに対して社内に混乱が生まれるのではないかと懸念しましたが、今年2月のセミナーでこの方針を参加者に共有したところ共感を得られました。何を称賛するかを明確にすることが、RECOGを今後さらに活用するためのポイントとなると感じています。

 


拠点をつなぐ情報共有基盤への進化が役員の目にも届く

―6年間の運用を通じて、社内にどのような変化が生まれましたと感じますか?

田仲:RECOGがレターを贈り合うツールにとどまらず、拠点間の情報共有基盤としても機能するようになったと感じています。

 

当社のQMS活動は、兵庫県伊丹市と千葉県四街道市の2拠点で行っています。拠点間のコミュニケーションを目的としたツールはなく、またQMSを視野に入れた称賛文化の醸成を高めるためRECOGというツールを導入しました。
具体的には、RECOGのスレッド機能を活用し、お客さまの声をアップしたり、セミナーやイベントの情報を流したりしています。私自身も、全員に知ってほしいことはRECOGを活用するようにしています。スレッド機能を積極的に使っている人はまだ多くはないのですが、見てくれている人はかなりいるので、情報共有がしやすくなっていますね。


また、レターを見て他拠点や他部署の取り組みを知るきっかけにもなっています。千葉にいると伊丹でどんなことが起きているのかがわかりにくいのですが、RECOG上のやり取りを見ることで伊丹の状況を知ることができるのは、離れた拠点同士で使っているからこそのメリットですね。

 

 

―社内の反応に変化はありましたか?

田仲:最近では、関連部署の役員にRECOGの取り組みを評価していただいたり、当社の公式サイト内でもRECOGについて掲載されるようになりました。
セミナーを続けたり、「素材開発部Way」「協力RECOG」が生まれたり、またバッジを改善したりするなど、地道にやってきたことが徐々に社内に浸透しているように感じています。

 


「もっと使ってほしい」6年目の正直な想い

―率直にうかがいますが、現在の運用に課題はありますか?

田仲:本音を言えば、もっと使ってほしいという想いはあります。利用者全員が同じ頻度で使ってくれているわけではありませんし、ハードルを感じている人もまだいるので、シンクスマイルの担当者の方に相談して一緒に次の施策を考えてもらっています。


ただ、そうした社内の状況だからこそ、自分自身が率先してハードルを下げようとしています。たとえば、「仕事お疲れさま」などの些細な内容のレターでも積極的に贈るようにしています。レターは大きな成果に対してだけ贈るものではなくて、日常のちょっとしたことにも感謝を伝えていい、という空気をつくりたいと思っています。

 

渡邉様(以下、敬称略):思うところは一緒で、もっと気軽に使ってほしいです。
以前、新入社員を含めたRECOGをまだあまり使ったことがない人向けのセミナーを開催しました。そのとき、シンクスマイルの担当者から使い方や活用シーンなどの話をしてもらったのですが、送り方を具体的に教えてもらうことで「まずは一通送ってみよう」という気持ちになると考えています。今後も、このようにハードルを下げて使ってもらえる仕掛けを作っていきたいと思っています。

 

田仲:「もっと使ってほしい」というのは、RECOGにはもっと組織をよくする力があると思っているからこそ出てくる言葉です。なので、課題があるからこそ、セミナーを続け、バッジも改善し、シンクスマイルの方と一緒に次の施策を考え続けています。シンクスマイルの方に気軽に相談できる関係性があるのも、続けてこられた大きな要因ですね。

 


コミュニケーションが品質をつくる

―最後に、今後の展望を教えてください。

田仲:もっと使えば、もっと部署間のコミュニケーションがよくなると思っています。コミュニケーションがよくなると品質もよくなって、トラブルがなくなって、それが継続できる。そう信じています。気軽に使ってもらえればいいと思っているので、自分も些細なレターを送り続けていきます。

 

渡邉:RECOGを「特別なときに使うもの」ではなく、「毎日の仕事のなかで自然と手が伸びるもの」にしていきたいですね。新人向けセミナーをやったときに感じたのですが、一度使ってみると「こんな簡単でいい」と気づいてくれる方が多いのです。最初の一歩さえ踏み出してもらえれば変わるので、その一歩を後押しする仕掛けをこれからも考えていきたいです。シンクスマイルの方にも引き続き力を借りながら、使う人がひとりでも増えていけば嬉しいですね。

 

 

組織の課題を解決するアプリ、RECOG
RECOGは、メンバー同士の「感謝」「称賛」を通じてコミュニケーションを活性化するアプリです。 心理的安全性を高め、チームの活性化に貢献します。
RECOGは、メンバー同士の「感謝」「称賛」を通じてコミュニケーションを活性化するアプリです。 心理的安全性を高め、チームの活性化に貢献します。

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