コラム

2018.07.01
2018.07.01

アンガーマネジメントを有効活用してパフォーマンスをあげよう

仕事をしていると怒りを覚えることが多々あります。理不尽なことを言う上司、理解できない部下に、クライアントの対応など……。気がつけば毎日イライラしているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

イライラのせいでモチベーション低下や作業効率の低迷など「負の連鎖」が止まらなくなるのも嫌ですよね。

そこで、注目のアンガーマネジメントの紹介です。怒りと上手に付き合う“アンガーマネジメント”を使って仕事のデキる人になりましょう。

アンガーマネジメントで怒りを力に変えよう

怒りの感情は体力・メンタルの消耗につながります。しかし怒りが大きなエネルギーになることも確かです。

このように「怒り」という感情にはポジティブな面とネガティブな面が混在しています。

アンガーマネジメントをおこなうことで怒りが持つネガティブな影響を最小限におさえ、効率良くエネルギーに変換することが可能です。

怒りをコントロールする4つの方法

理不尽なことを言われて、ついつい反射的に怒ってしまったときでも即座にクールダウンさせる方法をご紹介します。

感情をコントロールし、怒りと上手に付き合っていきましょう。

 

  • 怒りを「メモ」に書きだす

最も基本的なアンガーマネジメントの手法です。怒りの原因や、それに伴って起こる言動や態度をメモに書いていきましょう。

継続的にメモに書き出し、感情のコントロール方法を続けていくと、自分自身の怒りのパターンがわかってきます。

怒りの傾向やパターンを把握することで、予測できる怒りは事前に備え、計画や準備をしておきましょう。

  • 最初の6秒ルール

怒りのピークは6秒とされており、この6秒を超えると物事を冷静に対処できる状態に戻ります。カッとなってしまったらまずは6秒をぐっと我慢してください。秒数だけを聞くとあっという間のようですが、ひと呼吸するにはちょうど良い間隔です。

  • あえて全く別の行動をする

怒りの根源からあえて一番遠い行動をするのも一つの手段です。仕事上の怒りであれば、休憩したり、トイレに行ったり、可能なら少し外の空気を吸ってくるのも良い方法ですね。怒りの対象者から距離を置き、全く別の行動をすることで冷静さを取り戻していきます。

  • 自分自身の感情を分析

状況によっては怒りの原因から離れられない場合もあります。そんなときは、今の感情や相手の行動を心の中で客観的に中継し、分析してみましょう。もう一人の自分が自分を実況中継するかのように感情をひとつひとつ言葉にしてみます。感情に言語を加えることで、怒っている自分が滑稽にも見えてくるでしょう。

クールダウンできたら、本来伝えたいことは何なのか念頭におくことをおすすめします。

怒りを全て消すことは不可能ですが、怒ることを正しく使うことで、仕事上のパフォーマンスも上昇します。上記に紹介した怒りをメモに書き残す、6秒ルール、別行動、感情の分析、怒りのパターン把握などを実践し、怒りを有効活用させてみましょう。

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