導入事例

2019.10.01
2019.10.01

社内のバリュー(行動指針)の浸透が課題ですという企業は多いと思います。当社のRECOG導入の第一目的もバリュー浸透でした

2016年12月からホメログを導入頂き、2019年2月にホメログからRECOGに切り替え現在もお使い頂いている人材開発/組織開発コンサルティング事業を行うインパクトジャパン株式会社様に導入の状況や社内の変化についてお伺いしました。

会社名:インパクトジャパン株式会社
RECOG利用従業員数: 25名
事業内容:人材開発/組織開発コンサルティング事業
会社HP:https://www.impactinternational.com/japan
 

社内にバリュー(行動指針)が浸透しないという課題は、お客様からもよく聞く課題ですね

弊社には5つのバリューがありますが、バリューがなかなか浸透していかないことに頭を悩ませていたと同時に、取引先のお客様でも話を聞いていると「大切にしているバリューがあるけれど、なかなか社内に浸透しない。」と、同じような問題をよく耳にしていました。ですので、これは弊社だけではない、組織に普遍的に発生する問題の1つとして解決策を見出したいと考えていた部分がありました。お客様の場合もそうですが、弊社の場合も「プロフェッショナリズム(プロ)」「誠実さ」「熱中」など、バリューの言葉自体はわかりやすいものです。にもかかわらず、なぜ浸透していかないのか?どうしたらこの悩みを解消できるか?
バリュー浸透の取り組みを進める最初の頃に社員から出てきた疑問の1つは、「どの行動がどのバリューに当てはまるのか?」でした。バリューは、伝えやすく覚えやすくするために短い言葉で表されています。結果として、「プロ(プロフェッショナリズム)」など抽象度が高い言葉になるので、定義がよく分からなくなってしまうことが起こります。社員1人1人にとって、私の仕事において「プロ」ってどういうこと?、これってそうなの?どうなの?みたいな。
ここで、じゃあバリューを詳細に定義しよう、ということになりがちですが、それはやっちゃいけないパターンだと思っています。何らかの定義をしてしまうと、「じゃあこの行動はどうなるの?あてはまらないの?」ということがどんどん出てきます。この繰り返しをしていくと定義は詳細になっていくかもしれませんが、覚えられません。それよりは、抽象度の高い言葉でまず頭に入れ、そのあとは起こった行動に対してそれってこのバリューだよねってラベリングしていく方が、一人一人体感的に理解できていきます。
結局、他人の行動をバリューと結びつけて認識して理解ができて、自分もそういう行動をしていこうという意識に繋がればいい。それができるのがRECOGのいいところだと思っています。RECOGはレターを通して具体的な行動とバリューが紐づくので、日々、レターに触れる、レターを書くという行為を通して、個々人の中に自然とバリューの体感値が蓄積され、その結果バリューに結びついた行動が自然とわかってくるようになるんです。

 

RECOG使用のガイドラインを作って使う頻度を増やし、使う頻度が増えるにつれてメンバーがバリューを意識し始めました

もしRECOGを使用していなかったら、皆が今のようには日々社内のバリューを意識していないだろうなと思います。特にマネージャー層は明らかにバリューを以前より意識しています。小さなことでもNICEでレターを送って、これってこのバリューに繋がっているよねということを分かるようにしています。NICE,GREAT, FANTASTICもどういう使い分けをするのか、会社側で参考用のガイドラインを出しています。
FANTASTIC:成果を出したもの
GREAT:成果に至るまでの過程で素晴らしい行動
NICE:日常的なありがとう
ガイドラインは、ルールではなく、こんな基準で使い分けてみてはどうですか、という呼びかけレベルの位置づけですが、特に入社したばかりの社員にとってはこのような目安があることによってレターが送りやすくなるようです。

 

RECOGを使うことで、日々のちょっとしたコミュニケーションが増えてきてお互いの仕事の様子がより身近に感じられ、組織が活性化します

当社は本社がイギリスにあり全世界で約250人の社員がいますが、ジャパンオフィスは約20人の組織です。人材開発・組織開発のコンサルティングと研修などのプログラムの提供がメイン事業で繁忙期と閑散期があります。繁忙期はクライアントパートナー(コンサルティング営業職)の者や研修を運営するファシリテーターやコーディネーターが外に出っぱなしということもあります。また、弊社では、かなり以前からWAH(Work At Home:ワークアットホーム)という呼び名でいわゆるリモートワークでの働き方も社員にOKとしてきていました。ですので、繁忙期には、皆働いているけれど社内には社員がほとんどいない、という光景がよくあります。リモートワークのいいところは自分の時間が有効に使えるところですが、接点がどうしても現実的に少なくなります。社内で会えば挨拶の会話だけでもしますが、物理的に会わないと会話が起こりにくい面もあったので、会話的な気軽なやりとりを社員ができるようなツールを入れたいと思っていたころ、ちょうどホメログ(RECOGの前サービス)を知り、2016年に導入しました。
繁忙期には、今週はA社とB社とC社のプログラムや研修の提供をそれぞれ別々の場所で担当メンバーがそれぞれに実施している、というような状況になります。このように複数のプロジェクトが並行して進んでいると、皆、自分の担当している現場の仕事に集中するので、情報が中々共有されづらくなります。一方、プログラム提供の現場では共通するような課題がポコッと出てくることもあるので「こっちではこんなことがあって、こんなセッションをして改善したよ」というコミュニケーションが生まれると、それが他の現場のスタッフや次の機会への何気ないヒントになることもあります。また、繁忙期の忙しい中、他の現場の様子が投稿されてくると、あっちもプロ意識を発揮していいものを提供しようと頑張ってるんだな、と思えて、自分の励みにもなります。このように現場の臨場感をともなった情報が交換されることは会社にとって様々な面で有益です。それがあまりにかしこまったレポートになってしまうと、何気ない気づきなどの、実は重要な情報の共有がされなくなってしまうと思います。研修風景をパシャっと撮って「こんなことしています。」とか、「こっちではこんなことしています。」と簡単にできるレベルで共有を沢山していると、後日、「そういえば、あのときのこと、ちょっと詳しく教えて」という形でお互いがお互いの工夫を共有し合うようなことが起こりやすくなっていると思います。

社内コミュニケーション用に他のツールも使用していますが、RECOGは称賛のレター送信と投稿でカジュアルな情報共有用、と位置付けて使ってもらっています。投稿はオフィシャルな報告ではなく気張らない感じでできるのがいいですね。社員に使い分けの線引きは任せていますが、何気ない共有はRECOGでされることが多いですね。研修現場からの報告以外に、お客様先に打合せに行った時に営業の担当者が、「このお客様からこういう話題が出てきました」という共有とか、入り口のロゴや展示を撮影して写真を撮って送ってくるとか、その場で撮ってすぐ送る、というのが結構ありますね。そうすると、〇〇さん、そういうところに行っていたんだね、と会話が始まる事が増えました。

*インタビューに訪問させて頂いた日にもRECOGに投稿して頂きました
 
レター送信や投稿が社員の日常の行動として根付いてきて、社内のコミュニケーションも増えてきているので、今後はバリューの浸透にさらに力を入れていきたいと考えています。バリューバッジの流通データを見ると、5つのバッジのうち、より多く送られているバッジと割と少ないバッジがあり、バリューの認知度、浸透度に差が見られます。少ないバッジのバリューは、そのバリュー行動そのものが少ないともいえるので、今後は、認知度、浸透度が低めのバリューについても、社員の行動が増えるように打ち手を考えていきたいと思っています。社員がRECOGを楽しく使いながら、5つのバリューに関連するレターに日々触れ、身体に染み込ませて、これらのバリューを当たり前に大切にして体現できるようになっていくのが理想です。組織のバリュー浸透を進めていく上で1つの有効な施策、ツールとして、これからもRECOGをうまく使っていきたいと思っています。
自分たちで使ってきたことで、バリュー浸透においてどんなふうにやるとRECOGの活用が進み効果が上がるか、逆にどんなところでつまづくか、ということも実証的にわかった部分がありますので、それらの経験も合わせて、我々のお客様のバリュー浸透の課題解決のソリューション提案にもRECOGを組み込んでいくことを考えています。

 
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