RECOGの導入を検討し始めたのは、「みんなの頑張りが見えない」という感覚がきっかけです。店舗ごとに日々の業務が完結してしまうため、他の店舗で誰がどんな活躍をしているのか知る手段がほとんどなく、同じ会社で働いているという実感が薄れてしまっていました。
以前は紙のサンクスカードで感謝を伝え合う取り組みをしていましたが、本社と店舗の距離が離れていることもあり、カードの回収や管理が難しく定着しませんでした。この取り組み自体は良いと思っていたものの、物理的な運用に限界を感じていたところ、セミナーでシンクスマイルのことを知りました。感謝や称賛の仕組みがシステムですべて完結できること、そして何より従業員が気軽に使えるという点に魅力を感じ、導入を決めました。
現在RECOGを利用しているのは正社員の他、パート従業員にも活用してもらっています。パート従業員は50代以上が中心で最年長は70代と、年齢層が高い傾向があります。そのため導入当初は使いにくさを感じる声もありました。
ところが、蓋を開けてみればRECOGを最も積極的に使っているのは70代の男性社員でした。本人に理由を聞くと、「評価されている人がどんな人かを考えたら、自然と拍手(※)をしていた。拍手をするとレターが届くようになり、それが嬉しいからレターを贈るようになった」と話してくれました。社歴40年のベテランであっても、日々の仕事ぶりが周囲から見えにくいことはあります。RECOGを通じて、これまで届かなかった感謝や称賛が届くようになり、ちょっとした気遣いから大きな貢献まで、社内でお互いの頑張りが自然と可視化されるようになったのは嬉しいですね。
※拍手:レターに対してワンクリックで共感や称賛を示せるRECOGのリアクション機能
日常の情報共有にも活用しています。お菓子の値上がり情報や欠品情報、ビジョン、就業規則といった全員が見るべき情報はもちろん、配送車のトラブル対応事例やお店での対応方法など、現場で役立つ実践的な情報も共有しています。プロジェクトごとにグループを柔軟に作れるので、以前はあった伝え漏れもなくなり、必要な人に必要な情報が確実に届く仕組みができました。従業員が安心して仕事できる環境づくりにもつながっています。
当社には「ビジョン2046」という長期ビジョンがあります。創業100周年となる2046年に向けて、新事業6つの立ち上げ、売上100億円、従業員100名を成果目標に掲げており、その上位目的はウェルビーイングの実現です。
このビジョンを支える方針は3つの階層で構成されています。土台となる方針①が「個人の安全・安心(心理的安全性)」、その上に方針②「チームワークの強化・意思の共有と連携」、さらに方針③「個性の尊重、自己実現の具体化(ジョブクラフティング)」。この3つの方針を積み上げた先に、経営理念の実現と100年企業としての成果があると考えています。
RECOGは、この方針①と②の土台づくりに直結するツールです。感謝や称賛を伝え合うことで心理的安全性が高まり、拠点を超えたチームワークが生まれる。レターを贈り合うことが当たり前になる文化をつくることが、「ビジョン2046」の実現に向けた第一歩だと思っています。
人を称賛することは、結果的に自分の幸せにもつながる。謙虚な気持ちがあるから相手を称賛できるし、相手を称賛することで自分にも返ってくる。自分もみんなも幸せになれる循環をつくっていきたいです。