コラム
生産性の高い仕事をするには、社員同士が円滑にコミュニケーションを取れる環境を整えるというのが重要です。
コミュニケーションを円滑にする方法に、それに適した色をオフィスに取り入れるというものがあります。色が人間の心理状況に与える影響力は大きく、インテリアの色をこだわることで、社員同士のコミュニケーションを円滑化することができるようになると言われているのです。
ここでは、コミュニケーションを円滑化すると言われている黄色の持つ効果と、オフィスに取り入れる際のポイントについてご紹介します。
黄色は陽気な色
太陽や、ひまわりなどのように、どこか陽気な雰囲気を持った「黄色」。明るく楽し気な雰囲気に加え、どこかエネルギッシュな印象を持っているのが特徴です。
黄色を見ているだけで、その明るさやエネルギーが人間の心理に影響すると言われています。
気分が高揚し、自然と朗らかな気分になれることから、目の前にいる相手に対しても、明るく精力的に接することができるようになるとされています。また、黄色が「言葉の理解」を司る左脳を刺激すると言われていることから、人の言葉を理解したり、相手が理解しやすい言葉を選べたりすることができるようになり、それによってコミュニケーションの円滑化につながるとも言われているのです。
雰囲気がよく、仕事がしやすい環境にするためには、オフィスに黄色を取り入れるといいようです。
黄色の取り入れ方
黄色をオフィスに取り入れると言っても、壁紙を黄色くしたり、黄色いデスクを用意したりというのはなかなか踏み出しにくいものだと思います。確かに、黄色はインパクトが強い色でもありますので、オフィス全体が黄色くなってしまうと、仕事に集中ができなくなってしまう危険性もあります。
しかし、何もオフィス全体を黄色くする必要はありません。ワンポイントで黄色を取り入れるだけで効果があると言われていますので、少しずつ黄色を取り入れていくようにするといいでしょう。
例えば、オフィスの壁に黄色が多く使われた絵(ひまわりやレモンなどが描かれた絵)を飾ったり、黄色い花を花瓶に入れて置いておいたり、イスを黄色いものに変えたりするなどが、黄色をうまく取り入れる方法になります。
色が人間の心理に与える影響は大きく、色がひとつ違うだけで、そこにいる人間の気分も大きく変わっていくものです。仕事をしやすい雰囲気のオフィスを作るには、オフィスに配する色にこだわってみるのもいいかもしれません。