コラム

2023.09.26
2023.09.26

新入社員の教育で重要なポイントとは?戦力化するために意識すべき点もご紹介

 ▼ 目次
多くの企業が離職率や労働力不足という課題に直面する現代において、新入社員の教育は非常に重要です。
適切な教育と指導を行うことで、新入社員の早期離職を防ぎ、組織の成長をサポートすることが可能です。
 
本記事では、新入社員の教育において重要なポイントや戦力化するために意識すべき点をご紹介します。
 

新入社員の教育が重要な理由

 
新入社員の教育は、多くの企業で重要視されています。しかし、その背景にはどのような理由があるのでしょうか。ここでは、新入社員の教育がなぜ重要なのか、その理由を詳しく掘り下げてみます。
 

戦力化して組織貢献ができるようになるため

新入社員を迅速に戦力化することは、組織の効率や生産性向上に直結します。実際に、効果的な教育や指導を受けた新入社員は、入社後の短期間で業務に適応し、即戦力として活躍するケースが増えています。これにより、繁忙期や急なプロジェクトの追加など、組織の変動に柔軟に対応する能力が高まります。
また、新入社員が早期に活躍することで、中長期の業績にも寄与すると共に、経験者の負担も軽減されます。
さらに、新入社員が迅速に業務を学べる環境を整えることは、企業の研修体系やカリキュラムの質を示すものでもあります。これは、組織全体の成熟度や教育への取り組みを内外に示す強力な要素となるのです。
 

成長実感ややりがいを感じてもらうことで早期離職を防止するため

新入社員の早期離職は企業にとって大きな損失です。採用から研修までのコスト、そして人材を失うことの直接的・間接的なコストは計り知れません。しかし、彼らに成長実感ややりがいを感じさせる教育を行うことで、離職の原因となる不満や不安を解消し、離職率を下げることが可能です。
新入社員が成長実感を得るためには、定期的なフィードバックや目標設定、そしてその達成を祝うことが重要です。
また、やりがいを感じるためには、実際の業務に関与させ、責任ある仕事を任せることが必要です。これにより、新入社員は自分の働く場所に自己投資をする気持ちが芽生え、組織への繋がりや所属感を強く感じるようになります。
さらに、先輩や上司との良好な関係性や、明確なキャリアパスの提供も、新入社員の早期離職を防止する要因となります。
 

会社の企業理念を浸透させ、組織のビジョンへの共感や目線を合わせるため

新入社員に企業理念やビジョンをしっかり伝え、理解してもらうことは、組織の一体感や方向性を強化する上で欠かせません。共通の目標や価値観を共有することで、チームの連携が向上し、業務の効率や成果が大きく上がるとともに、組織としてのブランド力も高まります。
また、企業理念やビジョンの浸透は、新入社員が組織の文化や風土にスムーズに適応する手助けとなります。
 

新入社員を教育する際に意識するべきポイント4つ

 
ここからは、新入社員を教育する際に特に意識してほしいポイントを4つに絞って解説します。
 

自分と異なる価値観も受け入れて理解する

時代によって価値観や考え方は変わるもの。そのため、新入社員と教育担当の価値観は異なることが多いでしょう。特に、ワークライフバランスの考え方や働く目的においては、多様性が増しています。重要なのは、新入社員の考えを否定するのではなく、受け入れて理解すること。そうすることで、より良い組織の文化や風土を築いていけるのです。
 

目的や理由を明確に伝える

新入社員は、業務をこなす上で「なぜこの作業をするのか」という背景や目的を知ることで、仕事の価値や意義を感じやすくなります。これにより、自身の役割や業務へのモチベーションも向上します。簡単な業務依頼であっても、その背景や意義を伝えることで、新入社員の成長を促進することができるのです。
 

自分で考えさせる機会を作る

問題や課題に直面した際、すぐに答えを与えてしまうのは簡単です。しかし、それでは新入社員の成長の機会を奪ってしまいます。彼らには自ら考え、解決策を模索する力を養ってほしいのです。そのためには、指示ではなくサポートを心掛け、自らの力で答えを見つける機会を増やすことが大切です。
 

成功したことに注目して承認・褒める機会を増やすよう意識する

新入社員は、ミスを恐れずに挑戦し続けることで、大きな成長を遂げます。そのためには、ミスを厳しく取り上げるのではなく、成功した点や努力を承認し、褒める文化を築くことが重要です。ポジティブなフィードバックは、彼らの自信を育み、更なる挑戦を促進する力となるのです。


新入社員の教育をする際に気を付けるポイント3つ


 
ここからは、ついやってしまいがちな教育の際に気を付けるポイントを3つに絞って紹介します。
 

社内用語・専門用語を使って説明してしまう

新入社員は会社の文化や業界の知識になじみがないことが多いです。そのため、社内用語や専門用語を用いると、彼らにとっては難解なものとなります。誰が聞いても理解できるよう、一般的な言葉を使用することが大切です。
一般的な言葉を使用することが難しい場合は、用語集を提供したり、事前に言葉の意味を調べてもらうと良いでしょう。
 

新入社員が質問しづらい環境になっている

質問することは、新入社員にとっての学びの一部です。しかし、忙しさやその他の理由で質問を避ける雰囲気があると、彼らの学びが阻害されてしまいます。特に、質問すると嫌な顔をされるような環境は避けたいもの。積極的に質問の時間を設け、オープンなコミュニケーションを促進する環境をつくりましょう。
 

依頼した業務の意図や目的が伝えられてない

業務の手順だけを伝えると、新入社員は「なぜこの業務をするのか」の意図や背景が掴みにくくなります。業務の全体像、その中での彼らの役割、業務の意味など、細部まで説明することで、新入社員は業務に対する理解を深め、より質の高い仕事を提供できるようになります。
 

新入社員の教育担当が持っておきたい考え方


 
新入社員を指導する際、その知識や技術面だけでなく、メンタル面でのサポートも欠かせません。教育担当として重要なのは、具体的な教育方法だけではなく、どのような心構えや姿勢を持つかも大切です。
 
新入社員が初めて業界や企業に足を踏み入れるとき、すべてが新しい経験です。そのため、最初から100%上手くいくことは期待できません。自分が新入社員だった頃のことを思い返し、彼らの不安や迷いを理解することが大切です。
 
今の新入社員たちは、私たちの新卒時代とは異なる背景や経験を持っています。このような多様な価値観や背景を理解し、それぞれのニーズに合わせた指導が求められます。
また、新入社員の一人ひとりが持つ個性や強みを受け入れることも大切です。個々の個性を活かすことで、適材適所の配置や育成が可能となります。
さらに、教育担当としての役割は新入社員だけでなく、自分自身の成長にも繋がります。新入社員と共に成長するつもりで、日々の指導や交流を楽しんでみてはいかがでしょうか。
 

新入社員の教育方法4つ


 
新入社員の教育方法は様々ですが、ここでは特に効果的な4つの方法をご紹介します。
 

マニュアルを事前に用意する

新入社員が会社や業務の流れをスムーズに理解するためには、きちんとしたマニュアルの用意は不可欠です。このマニュアルは、具体的な業務手順はもちろん、会社のビジョンや方針、業界の基本知識なども含めた総合的な内容が好ましいです。
 

OJT(On the job Training)

実際の業務現場でのトレーニングは、新入社員にとっての最も貴重な学びの場です。経験豊富な先輩社員が隣でサポートしながら、実際の業務を体験させることで、効率的に業務知識やスキルを習得させることができます。
 

OFF-JT(Off the job Training)

業務外での研修も新入社員の成長には欠かせません。例えば、セミナーやワークショップなどを通じて、業界の最新トレンドや必要なスキルを身につけることができます。また、他部署や他企業の人との交流の場を設けることで、視野を広げる効果も期待できます。
 

オンライン研修

デジタル化が進む現代では、オンラインでの研修も欠かせない方法の一つです。場所や時間を選ばず、様々な情報やノウハウを効率的に学べるのが特長。また、インタラクティブなツールを活用することで、参加者同士のコミュニケーションも深まります。
 

「RECOG」なら"褒める"コミュニケーションで組織の課題を解決!


 
新入社員の教育をする上で、新入社員のことを理解し受け入れることが大切です。しかし、異なる時代背景や経験をもつ新入社員をすぐに理解することは難しいもの。
 
そこでおすすめしたいのが、弊社が提供するコミュニケーションツール「RECOG」です。
 
RECOGは、感謝や称賛を通した双方向のコミュニケーションを叶えるサービス。アプリを通じて「レター」を贈ることで、仲間の行動や成果を気軽に”褒める”ことができます。
贈られたレターから仲間の強みや特徴を知ることができます。また、褒めるコミュニケーションは、お互いの理解を深め、信頼関係を築くことにつながります。
 
これにより、新入社員の教育を効果的に行なうことが期待できます。
 

まとめ

適切な教育と指導を行うことで、新入社員の早期離職を防ぎ、組織の成長をサポートすることができます。
 
適切な教育と指導を行なうためには、いくつかのポイントや教育方法を意識することが重要です。今回ご紹介した内容を参考に、まずは新入社員のことを理解し受け入れ、一人ひとりのニーズに合わせた指導をしていきましょう。

 
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