導入事例

2023.09.07
2023.09.07

導入後4ヵ月で、「称賛・承認」のスコアがアップしたRECOGの浸透方法とは?

健康食品やサプリメント、化粧品の通信販売を展開する株式会社京福堂。2013年に設立し、EC事業の業務を社内で一貫する体制をつくってきました。 同社は、導入後約4ヶ月で取り組みが社内に浸透し、エンゲージメントスコアの向上に繋がっています。今回は、社内浸透が成功しているポイントを、RECOG運用責任者の和地様、プロジェクトマネージャーの小林様、プロジェクトリーダーの鈴木様に伺いました。

会社名:株式会社京福堂
RECOGご利用人数:51~100名
業種:小売・卸売

会社HP:https://kyoufukudou.jp/

 

前職の経験から「また使いたい」と思えたのがRECOGでした

ー導入背景を教えてください。
和地様:会社の拡大に伴うセクショナリズムの解消です。ここ2〜3年で一気に社員数が約2倍になってから、部署を超えたコミュニケーションに課題を感じていました。
また、エンゲージメントサーベイの結果で「称賛・承認」のスコアが今ひとつだったことも、導入の理由に挙げられます。
 
これから会社を拡大しながらホールディングス化を進めるにあたって、部署を横断したコミュニケーションの活性化を図ること、そしてエンゲージメントを高める取り組みは必要不可欠でした。
 
そこで、アンケートを活用したサンクスカードと幹部陣から直接褒めるという取り組みを行ないました。
しかし、これらを「一括管理してスムーズに行ないたい」「定期的なものではなく、社内の文化にしていきたい」という思いから、ツールの導入を検討することとなりました。何か施策はないかと考えていたときに前職で利用していたRECOGのことを思い出したんです。
 
前職は上場企業でありながらも、数字に重きを置く営業職でプレッシャーが大きくかかります。そんななかで、RECOGで受け取る仲間からの称賛の言葉が心の支えになっていたんです。個人的に「良いな」と感じた以外にも、RECOGを導入した成果として、社内サーベイの数値も上がっていました。
 
なにより、見た目がとても好きでしたね。サンクスカードと一緒に贈られるバッジがかわいくて「全部揃えたい」というモチベーションにもつながっていました。
 
前職の経験と成果から、当社の状況を解決できるツールとしてRECOGに決めました。
 
 

導入の目的を伝えて、会社創りにおける共通認識を持つ

ー導入する際、どのような準備を行なったか教えてください。
和地様:経営層から「称賛・承認の文化を創るためにRECOGを導入する」と導入の目的を明確に伝えました。
また、RECOGのカスタマーサクセスの方が使い方を案内してくれる操作説明会には、社員全員で参加。そこで私から改めてみんなに導入目的を伝えられたので、共通認識を持てたと思います。
 
さらに「会社はみんなで創るもの」と認識してもらうために委員会を創り、各部署にRECOGの利用促進メンバーを設けました。それぞれ月ごとの目標を決めて、RECOGの運用に取り組んでいます。
 
「RECOGの利用状況を表彰制度に組み込む」と告知したことも、スムーズな活用の背景にあります。本質的ではないかもしれませんが、初めはみんなで盛り上がっていくことが大事だと考えたのです。
 

社内SNSとして楽しく使ってもらう

ーどのように運用されていますか。
和地様:最初に「悲しい想いをする人がいなければ、どんな内容を何時でも投稿してOK」というルールを設定しました。通知の範囲は自分で設定できることも添えた説明によって、気兼ねなく楽しく使ってもらえているように思います。
 
投稿機能は社内コミュニケーションの場として利用し、レター機能は称賛を贈り合う場として活用しています。理念を浸透させるために行動指針やビジョンのバッジをつくり、「今月はこのバッジを贈り合おう」と全体に共有しています。
毎週金曜日をRECOGの日にして、みんなが必ずレターを贈るようにもしていますね。
 
鈴木様:みんなが投稿機能で発信しやすいように、投稿のハードルを下げる取り組みをしています。その一つが、委員会メンバーはそれぞれ週に2回投稿するというルールです。事前に「テーマやお題を決め、このハッシュタグを流行らせよう」と打ち合わせしてから投稿しています。
 
例えば、7月には“七夕キャンペーン”を行ない七夕に関するハッシュタグを使い「私が願いを叶えるかも…?」と投稿したことで、みんながこのハッシュタグを使って投稿をしてくれ、とても盛り上がりました。8月は帰省した人も多いので、今度は“地元自慢キャンペーン”をしようかなと計画中です。
 
また、レターのハードルを下げる取り組みもしています。誕生日のスタッフがいるとRECOGから自動でお知らせが届くので、その投稿を見て誕生日のスタッフにみんながお祝いのメッセージをレターで贈れるように、おめでとうバッジを作成しました。
 
和地様:役職者に限りますが、マネジメントの一環として贈るレター数を決めています。役職者たちに質の高いレターを見せることで、称賛することの大切さを学んでほしいですね。
 
 

「称賛・承認」のスコアが上がり、組織が活気に満ちる雰囲気を実感

ー導入後、どのような効果を感じますか。
和地様:「入れて良かったな」というのが率直な感想です。すでに活用しているチャットアプリと同じく、会社の基盤となっているツールだと思います。課題としていた「称賛・承認」のスコアも導入前は横ばいでしたが、導入後は一気に4ポイント上がりました。
 
また、運用していく側としては、離職の可能性が高い人を把握しておきたかったので、相関図によるつながりの強さを見られるのはとても良かったです。
 
鈴木様:レター機能では、普段は恥ずかしくて言えないことも伝えられていますね。そのやり取りが一対一ではなく、みんなが見られる状態なのがとても良いです。
 
私は普段、投稿機能で「アフターワーク」というハッシュタグをつけて、ジムの写真を上げています。それが会話のきっかけとなり、組織が活気づいていくのを肌で実感できました。
 
ほかにも、新卒がRECOGで日報を投稿してくれるので、コメントで即時にフィードバックができるようになったのも大きな魅力だと感じています。
 
小林様:影の頑張りが可視化できるのは素晴らしいです。例えば、朝早く出社しているメンバーの姿を投稿機能で共有することで、みんなが知らなかったことを伝えられます。RECOGのメリットは、レターを受け取る側だけではありません。称賛する側もどんどんポジティブになれる、好循環が生まれていると感じています。
 
 

「エンゲージメントサーベイ」×「RECOG」で称賛の文化を定着させる

ー今後、目指したい組織の姿を教えてください。
和地様:エンゲージメントサーベイとRECOGをかけ合わせ、どのくらい称賛の文化が定着していくか見ていきたいと思っています。今後は入社1年目のメンバーが中心となって、給食支援数を目標に取り組んでいく予定です。委員を次の世代へ引き継いでいくことで、この盛り上がりが一時的なもので終わらず継続されるものにしていきたいです。

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