コラム

2023.08.15
2023.08.15

エンジニアのモチベーションが下がる要因と対処法をご紹介

さまざまな業種で活躍するエンジニアという職業。日本では技術職・技術者とも呼ばれています。
特にIT業界においては、縁の下の力持ちとしてなくてはならない存在です。

そんなエンジニア職は、情報や技術が頻繁にアップデートを繰り返す中で、常に新しい情報や知識を取り入れて成長していかなければなりません。
また、綿密な作業も多いため、長時間に渡り集中力を維持できる精神力も必要です。

逆を言えば、成長したい・やり遂げたいというエンジニア自身の高いモチベーションがなければ、企業としての成果向上は難しいでしょう。

そこで本記事では、エンジニアのモチベーションが下がる要因とモチベーションが下がった時の対処法について解説します。 
 

エンジニアのモチベーションが下がる要因

エンジニアのモチベーション管理は組織の成果に直結する重要な要素です。
そのため、企業としてはエンジニアのモチベーションが低下場合、適切な改善策を講じる必要があります。
しかし、その要因は人それぞれ異なるため、まずはどのような要因でモチベーションが低下しているかを探ることから始めましょう。 
 
成長実感がない
モチベーションを維持するためには、「仕事を通して自分が成長している」と感じることが不可欠です。しかし、毎日同じルーティンワークを繰り返すと、成長の実感が失われてしまいます。特に「自分でなくても誰でもできる作業」を続けると、仕事の意義や方向性を見失い、受け身の姿勢へと変わることが少なくありません。
 
その結果、初めての仕事に対する刺激も次第に薄れ、社員自身がモチベーションを失う恐れがあります。
 

キャリアビジョンや目標などが不明瞭

働く中で、「この企業での将来はどうなるのか」「自分のキャリアはどうなるのか」といった疑問や不安が湧くことがあります。
特に業務量が多く、日々のタスクに追われていると、目の前の仕事をこなすことが精一杯で将来のビジョンを見失う可能性があります。この状態では、今与えられている仕事にも身が入らず、成長を感じる機会も失われることが多いでしょう。
 
漠然とした不安感に悩まされ、「何のために働いているのか」や「自分にはこの仕事が向いていないのではないか」という思いも募り、仕事に対する自信も低下してしまう恐れがあります。
 
コミュニケーションが上手く取れない
エンジニアの仕事は、単にパソコンに向き合うだけではなく、チームメンバーやクライアントとの連携が求められるものです。特に開発時には各々が異なる作業に従事するため、コミュニケーションが不可欠です。
しかし、チーム内での意思疎通がうまくいかない場合、仕事の進行に支障をきたし、人間関係も悪化することがあるでしょう。このような状況は業務上のミスを引き起こす悪循環にもつながります。
 
また、チームやメンバー間でコミュニケーションが取れないと、ストレスを抱えてしまうことも珍しくありません。その結果、自然とコミュニケーションの量が減少し、モチベーションの低下につながる可能性があります。
 

残業が多く心身ともに疲労している

エンジニアの仕事において、残業は避けがたい現実でもあります。特に、仕様変更や取引先のトラブル対応など、自分ではコントロールできない業務が突発的に発生し、残業をすることが少なくありません。このような状況下では、一日の終わりを迎える時間がわからず、疲れとストレスの原因となるでしょう。
 
その結果、心身ともにダメージを蓄積してしまい、モチベーションの低下を招く恐れがあります。
 

評価に対して納得度が低く、待遇についても不満がある

仕事に対して一生懸命に取り組んでも、評価者の理解が浅いと、自身の努力や成果が正当に評価されず、モチベーションの低下につながることがあるでしょう。
 
正当な評価は、評価される内容に対する共通の理解と納得が基盤になります。特にエンジニアのような専門職の場合、評価者が技術的な側面を深く理解していないと、誤った評価が行われる恐れがあります。
 
結果だけが重視される環境や、管理側の理解不足は、早期に改善が必要です。不当な評価が給与や待遇に反映されると、モチベーションの低下だけでなく、能力のあるエンジニアの離職にも繋がる可能性があります。
 

エンジニアのモチベーションが下がった時の対処法とは

エンジニアのモチベーションが下がる要因が明らかになったら、次のステップはそれに対応する具体的な対処法を実行することです。

自社の課題を見つめ直し、以下のような対処法を実践していきましょう。 
 

新たな技術などのインプット機会を設ける

エンジニアのモチベーション向上のため、新しい知識や技術のインプット機会の提供は不可欠です。そのため、管理者としては、業務では得られない知識や刺激を積極的に提供する仕組みを整えることが重要です。
 
例えば、勉強会を定期的に開催したり、おすすめの専門書籍を社内で共有するなどのアプローチがあります。これらの活動は、社員が自分から新しい情報を取りに行くためのサポートとなります。
 
また、コミュニケーションツールや社内SNSを活用することで、手軽に多くのエンジニアへ自身がインプットした情報をアウトプットできます。これによって業務効率化やコミュニケーションのきっかけにもつながるでしょう。
 

キャリアビジョンを見つめ直し、目標を立てる

社員が自らのキャリアビジョンを見つめ直し、目標を立てることもモチベーション向上に効果的です。
キャリアビジョンを見つめ直す際のポイントは、今の仕事の延長線上に社員自身が描く理想の姿があるかどうかを考えることです。
理想の姿へ繋がっている道だと意識させることができれば、モチベーション向上が期待できるほか、日々の業務に意味を見出すことにも繋がるでしょう。

また、理想を叶えるための具体的な目標の設定を行ないましょう。
「3年後までにプロジェクトマネージャーになる」といった長期目標の達成に向けて、必要な資格の取得といった段階的な短期目標もあわせて設定することで、モチベーションを維持しながら目標へ向かうことができます。 
 

必要であれば、業務から一度離れるという選択肢を与える

やるべき仕事が多く、手一杯の状態が続くことで、モチベーション低下と共に心身を疲弊させる要因になります。
そのため、管理側としては、社員の現状をしっかりと判断し、時には一度業務から離れ、冷静に現状と向き合い考える時間を設けることや、
心身を休めるという選択肢があるということを示しましょう。

重要なのは、心の声や身体の悲鳴に気付いてあげることです。そのためには日々のコミュニケーションが必要です。 
 

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管理者として重要なのは、社員のモチベーション低下を鋭く感じ取り、要因に合わせた対処を行なうということです。そのためには、常日頃から社員ひとり一人とのコミュニケーションを深め、些細な変化に気付くことができる関係性を築くことが求められます。
とは言え、社員の数が多いほど、個々にコミュニケーションを取ることは難しくなります。

 
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感謝や称賛を通じて信頼関係を築くことで社員の心の声を聞き出す手助けになるでしょう。
 

まとめ

エンジニアのモチベーションが下がる要因や対処方法を解説しました。

モチベーションが下がったままでは、最大限のパフォーマンスを発揮することは困難です。
重要なのは、社員が「どのような原因でモチベーションが低下しているか」をしっかりと把握し、原因に合わせた対処法を実践することであり、そのためにはコミュニケーションがポイントとなります。

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