コラム

2023.08.14
2023.08.14

若手育成を成功させるポイントとは?若手育成がうまくいかない理由と対処法もご紹介

組織が成長し続けるためには、社員の成長が欠かせないもの。
特に若手社員は組織の未来を担う大切な存在として、多くの企業が育成に尽力しているところではないでしょうか。

その一方で、若手育成が上手くいかず、離職者を出してしまうといった課題を抱えているケースは少なくありません。
若手社員を企業の成長を支える存在にするためにはどのような育成を行なうべきなのでしょうか。

本記事では、若手育成の効果的な重要性や育成方法などについて解説していきます。
育成成功のためのポイントもあわせて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。 
 

若手育成が重要な理由

多くの企業が若手育成を重要視する理由には、次のものが挙げられます。

・若手社員の早期戦力化のため
・人員の定着と組織の安定のため
・外からの評価に繋がるため

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。 
 

若手社員の早期戦力化のため

若手社員の早期戦力化は組織成長の重要な鍵です。多くの場合、若手社員が入社した直後は業務に慣れておらず、企業の利益には繋がりにくいという課題があります。
そのため企業としては、若手社員がなるべく早く自立できるようにサポートしながら、即戦力にするための育成を行なう必要があります。
戦力の増加は仕事の生産性の向上に繋がり、結果として企業全体の利益にも繋がります。

 
しかし、急ぐあまり育成内容がおろそかになると逆効果になることもあるため、早期戦力化の追求には慎重さも求められます。重要なのは、一方的な要求を押し付けず、双方向のコミュニケーションを図りながら、社員の理解度やモチベーションを適切に管理することです。バランスの取れた戦力化は、企業と社員双方にとってwin-winの結果を生み出します。
 

人員の定着と組織の安定のため

育成を通して社員が成長を実感したり、仕事に意欲を感じたりすることで、仕事への満足度が増し、離職防止に繋がる効果が期待できます。
逆に言えば、成長の実感がないと、仕事に対する意欲の低下や諦めの気持ちが生まれてしまう恐れがあるということです。そのようなマイナス感情は、離職の原因になりかねません。

ここで重要なのは、「自分は成長している」と感じられるような育成環境の構築です。こうした実感は、「この企業にいればもっと成長できる」といった企業への貢献意欲や、「この組織の一員として頑張りたい」といった帰属意識につながります。
 
つまり、育成は単に技能の向上だけでなく、若手社員の成長実感が企業を支えていく力になるのです。
若手社員と企業が互いにwin-winな関係を築ければ、自然と離職率が低下し、組織の安定につながっていくでしょう。 
 

外からの評価に繋がるため

若手社員は多くの場合、社会人生活そのものに慣れていないこともあるため、働く中で戸惑いを感じることが少なくありません。そのため、若手育成では技能の習得だけではなく、社会人としての基本的なビジネスマナーやルールの教育が重要となります。
 
育成を通して、一人ひとりのスキルと意識を均一に高めることで、社員のやる気や自信が向上します。そして、「良い社員がいる企業」としての評価は、企業のブランドイメージ向上に直結します。高い評価を受けることで、新たな取引先や顧客の獲得、更には優秀な人材の確保にもつながるでしょう。
 

若手育成がうまくいかない理由とは

冒頭でご紹介した通り、若手社員の育成がなかなか上手くいかないことで悩む管理職は少なくありません。

若手育成が上手くいかない要因として考えられるのは、主に以下の3つです。

・指導環境の要因
・社内環境の要因
・若手本人の要因

自社の若手育成の現状を振り返りながら、確認してみましょう。 
 

指導環境の要因

育成担当者が業務で忙しいため、十分な時間を確保できないことや、担当者自身の育成のスキルが備わっていないことが挙げられます。この状況が続くと、若手社員の成長機会が失われ、不満を抱えることにつながるでしょう。そのため、まずは担当者が時間管理の工夫やスキルの向上を行なうことが必要です。
 
また、組織としては、適切な人材の再配置するなど解決策が求められます。
これらの施策は、管理職の責任として計画的に進める必要があります。適切な指導環境の構築は、若手社員の成長を促進し、組織全体の活力を高める重要なステップとなるでしょう。
 
社内環境の要因 
若手育成で特に重視したいのは「若手社員の育成方針が定まっているかどうか」です。
若手社員に対する明確な育成目標が欠如している場合、向かうべき方向がわからず、働くことに対する意味合いに疑念を持つようになるでしょう。
そのような事態を避けるために、いつまでに何を達成すればよいのか、といった明確なゴール設定が不可欠です。これにより、若手社員が働く意味や目的を理解し、より一生懸命に取り組むことが可能となります。
 
加えて、AIや業務効率化ツールの導入によって、若手が成長実感を持てない状況も考えられます。これらのツールが「自分じゃなくてもできる業務」であると感じさせることで、モチベーションが低下してしまうことがあるのです。このような現代の課題を解決するためには、技術の活用と若手社員の成長の両立が求められるでしょう。
 

若手本人の要因

若手社員の価値観の多様化により、企業の求めるものと社員の求めるものがマッチしないという課題が生じることも増えました。
特にワークライフバランスへの意識の高まりや働き方改革などにより、若い世代の仕事に対する価値観は劇的に変化しています。

このような背景によって、自社の成長を求める企業と若手社員の間に、根本的な考え方の相違が発生しています。
企業としては将来的なリーダーとして育成したいと考えている若手社員がいても、その社員が役職や高収入に無関心だというケースも考慮しなければなりません。
このような認識のすれ違いによって、企業は「成長意欲がない」と感じ、若手社員は「望まない働き方を押し付けられる」といった不満を生む原因になりかねません。
そのため、日々のコミュニケーションによって、双方の認識をすり合わせ、予期せぬ誤解や摩擦を未然に防ぐ努力が求められるでしょう。

 

若手育成の方法3つ 

ここからは、若手育成で用いられる代表的な育成方法をご紹介します。 
 
新入社員研修を行なう
新入社員研修は、新たに入社した社員を対象とし、企業が求める人材へ育成する重要なプロセスです。この研修の目的は、企業理念や組織体系、業界の理解を深め、専門的なスキルを磨くだけでなく、社会人としての意識変化も促すことです。ビジネスマナー、ロジカルシンキング、社内外コミュニケーションの強化など、幅広い教育内容が含まれます。
 
研修には、講義やグループワーク、実際の実務シーンを想定したロールプレイングなど、さまざまな形態があり、集団で行うのが一般的です。
新入社員研修は若手育成の第一歩であり、その後の業務における基礎となるため、しっかりと計画することが必要です。新入社員研修は、社員としての基盤を固めることで、将来への成長を促進するでしょう。
 

OJTによる若手育成

OJT(On-The-Job-Training)は、先輩社員からの実践指導によって新人社員を育成する効率的な手法です。この方法の利点は、実務を通じて必要なスキルを直接学ぶことができるため、優先度の高いスキルから効率的に教えることが可能なことです。
 
さらに、育成担当者が指導の時間をわざわざ作らなくても育成ができるため、コストと時間の節約にもつながります。
 
OJT自体を外注で行なう企業も少なくありませんが、先輩社員の積極的な参画が社内コミュニケーションの活性化にも寄与します。新入社員にとっても、OJTは仕事に対する不安や疑問点を直接先輩に打ち明けやすい環境を提供し、自然なコミュニケーションの橋渡しとなります。このような特性から、OJTは若手育成の重要な部分を担っており、企業の成長戦略にも貢献しています。
 

1on1ミーティング

1on1ミーティングは、上司と部下が1対1で定期的に行う面談で、キャリアデザインや目標に対する進捗を詳細に話し合う方法です。1on1ミーティングは、継続的に部下の成長を促進するために、短期間ごとに定期的に実施し、話を聞く中で若手社員に寄り添い、継続的に本人の目標達成や成長を後押しすることが求められます。
 
1on1ミーティングにおいて、結果だけでなく過程にも注目し、具体的なフィードバックを提供することが重要です。最も注意すべき点は、若手社員の声をしっかりと聞くこと。彼らが何に悩んでいるのか、どこでつまずいているのかを深く理解し、それに対して的確に対応することで、課題の解決と信頼関係の向上が可能となります。1on1ミーティングを通じて、若手社員の個人的なニーズと組織の目標とをうまく調和させることで、持続的な成長をサポートすることができるでしょう。
 

若手育成を成功させるためのポイント

前述したように、若手育成を行なう方法は複数ありますが、その中から自社にあったやり方を取り入れていく必要があります。
また、育成を成功に導くためには、以下のポイントを押さえておきましょう。

・若手社員それぞれに最適な指導を行なう
・若手育成の中で重要な項目を習慣化させる
・育成担当者の育成スキルを向上させる 
 

若手社員それぞれに最適な指導を行なう

仕事への価値観や将来のビジョンは、個人によって異なります。管理職を目指したい人もいれば、仕事の専門性を突き詰めたい人もいるでしょう。それぞれの方向性が異なるため、指導方法も当然変えていかなければなりません。
 
重要なのは、個々の目標や価値観をしっかりとヒアリングした上で、最適な指導を行なうことです。若手社員の方向性を考慮せず、機械的に育成を行なっては、仮に成長できたとしても若手社員自身の満足度は低いものになるでしょう。企業の理想像を押し付けるのではなく、社員が何を考え、どういった未来を描いているのかを理解し、それに合わせた指導を行なっていきましょう。
 

若手育成の中で重要な項目を習慣化させる

若手育成を進めていく中で、報告、連絡、相談(報連相)などの仕事の基本、ビジネスマナー、挨拶、コミュニケーションなど社会人としての基礎を習慣化する必要があります。これらは、ビジネスの現場での円滑な進行を支える要素であり、特に報連相は多くの社員が苦手としている点でもあるのです。
 
習慣化の鍵は、「なぜこの行動が必要なのか」を明確に理解すること。業務報告の意義の重要性をしっかり説明することで、行動に対する意識が高まります。その上で、具体的な行動指針を設けると、継続的な実践が可能となり、次第に自然な行動へと変化していくでしょう。
このように、理由や目的を明確にした上での習慣化は、若手社員が自らの行動に意味を見出し、積極的に取り組む力となります。習慣化された行動が企業の成長につながり、若手育成の成功へとつながるでしょう。
 

育成担当者の育成スキルを向上させる

育成にはもちろん、育成担当者自身のスキルが欠かせません。育成担当者のスキルが伴っていなければ、若手社員の成長もそれだけ遅くなってしまいます。そのため、事前に業務を整理したり、OJT(On-the-Job Training)の手法を選択するといった工夫を勉強しておくことで担当者自身の育成にも繋がり、質の高い若手育成を実現することができるでしょう。
 
育成する側を育てるというアプローチは一見遠回りに思えるかもしれませんが、しっかりとした基盤を築くことで、質の高い若手育成を実現する土台となります。
このプロセスを通じて、育成担当者自身の成長も促進され、全体の育成体系が強化されるのです。時間とスキルの問題をクリアし、担当者の成長と共に若手の質の高い育成を目指しましょう。
 

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若手育成において欠かせないのは、若手社員の考えや想いを理解し、ビジョンとすり合わせていくことです。しかし、普段のなコミュニケーションが希薄な場合、理解や一致を実現することは難しいでしょう。
 
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称賛を通じたコミュニケーションが広がれば、企業が若手社員を理解することや、若手社員が企業への理解を深めることへと繋がっていくでしょう。 
 

まとめ

どのような育成方法でも、若手社員の考えや希望を汲み取ることが必要です。そのためにも、まずは日頃のコミュニケーションに重点を置き、若手社員の声に耳を傾けることから始めてみてください。

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