「わたしたちは 社員の笑顔 お客様の感動 地域の発展を目指します」を経営理念に、前身である有限会社を設立してから50年以上、長野県北信地域で旅館経営を行なう株式会社河一屋。同社では2023年3月よりRECOGをご利用いただいております。 今回は取締役専務の河野様にRECOGの導入背景や導入後の効果についてお伺いしました。
■RECOG導⼊背景
宿泊業は、一般的に離職率が高いとされています。当社も例外ではなく、その課題を抱えていました。従業員に離職の理由を聞くと、「自分の居場所がないと感じる」「心理的安全性が担保されていない」といった声もありました。
また、シフト制という業務形態や、サービス業特有の忙しさから、感謝の気持ちを直接伝えることが難しい状況にありました。
それらの解決策として、5年ほど前にアナログのサンクスカードを導入しました。しかし、筆不精の従業員が多く、この取り組みは形骸化してしまったのです。
そこで、もっと手軽に感謝を伝える方法はないかと考え、RECOGの導入を決めました。RECOGはアプリを通じて気軽に感謝を伝えることができるだけでなく、バッジで理念の浸透を促すことができたり、掲示板機能やチャット(トーク機能)を活用した社内情報共有ツールとして活用ができることが導入の決め手となりましたね。当時、理念浸透に苦労してましたし、社内の情報共有は統一されておらず、全体に情報を周知するのに時間がかかることもあったので、RECOGで全て解決できると期待しました。
■RECOGを導⼊した効果や今後⽬指すこと
先輩や後輩関係なく「ありがとう」を伝え合う文化が広がり、従業員同士が仲良くなったように感じます。時には厳しいことを伝える場面もありますが、RECOGを通じて互いに信頼関係を築き、コミュニケーションの壁を取り払うことで、理解し合うことができるようになりました。
また、理念に基づくバッジを選択することで、送る側、受け取る側の双方が理念を深く理解する機会を得ました。これは、理念浸透を図る上で大きな一歩になったと感じています。
さらに、業務連絡をはじめあらゆる情報共有がRECOGに体系化されスムーズに行えるようになったので、県外から働きに来ている従業員向けにホテル周辺の観光スポットをリレー形式で紹介したり、お客様からの口コミを全体に共有するなど情報の幅が広がりました。
RECOGを導入したことにより、より良い人間関係の構築や理念の浸透を進めることができたので、今後はより一層、従業員が働きがいを感じる環境作りを目指していきます。