導入事例

2023.07.27
2023.07.27

異なる配属先でも繋がる人間関係。コミュニケーションのインフラを整え離職率の軽減へ

ITインフラ領域に特化した技術を活用し、SESをはじめとした多様な事業を展開しているエンライズソリューション株式会社。同社では「ホワイト企業認定」を取得しており、働きやすい環境の推進に力を入れています。 2017年にRECOGの前身となる「ホメログ」を導入し、2019年1月にRECOGに移行した後、4年半にわたり活用しております。今回は、経営企画本部の當麻様とSE営業部の松林様に、SESの環境でのRECOGの活用法や、導入後の効果について伺いました。

会社名:エンライズソリューション株式会社
RECOGご利用人数:101~300名
業種:IT・インターネット

会社HP:https://enrise-sol.co.jp/

 

継続的にコミュニケーションを取れる仕組みと活躍の可視化が導入の決め手

ー導入背景を教えてください。
當麻様:当社には創業当初から「コミュニケーションを大切にする」というバリューがあります。しかし、現実は理想と大きくかけ離れていました。特に顕著だったのは、未経験のエンジニアの採用を積極的に進めることで、個々のフォローが難しくなり、結果的に離職率が上がったことです。
 
松林様:これを解消するために、月に一度の社内イベントを開催し、コミュニケーションを活性化させようと試みました。しかしながら、イベントだけでは一時的なコミュニケーションとなり、継続的なコミュニケーションを取ることが難しい現状がありました。
特にSESの場合はそれぞれお客様先に派遣されるため、どうしても一時的な繋がりに陥りがちです。
 
同時に、お客様先に常駐しているエンジニアたちは、社内の動向や仲間の活躍を十分に把握することができない状況でした。また、本部にいる私たちもエンジニアの活躍を把握できていない状況だったので、これらを可視化する必要性を強く感じていました。
 
ホメログ※は場所に縛られずに使えて、感謝のレターを通じて社内のコミュニケーションや活躍の可視化ができることが非常に魅力的だと感じました。現場が離れていてもコミュニケーションを活性化させ、活躍や頑張りを認め合うことで、お客様先に常駐しているエンジニアも社員の一員であると認識してほしいという想いがあり、ホメログの導入を決めました。
RECOGの前身のサービス
 
 

日常業務と結び付けて使うきっかけを増やす

ーRECOGを浸透させた方法について教えてください。
當麻様:「RECOGを使ってください」と伝えるだけでは、なかなか浸透しないので、最初は日常業務とRECOGの利用を結び付けて使うきっかけを増やしました。具体的には、会議が終った直後や社内イベントのあとに、レターを贈る時間を設け、RECOGの利用を促進しました。
こうした取り組みの結果、RECOGの利用率は格段に上がり、気が付いたら従業員が自然とRECOGを使ってくれていましたね。
 

人事評価でカバーできない範囲をRECOGで評価を行なう

ーどのようにRECOGを運用されていますか。
松林様:メンバーが資格を取得したことを祝う場面や、定期的に開催している勉強会が終了した後に、レターを贈る習慣がありますね。
 
當麻様:RECOGがあることで、みんなが資格取得を祝う文化が生まれ、メンバーの間で積極的に資格を取得しようという動きが見られるようになりました。さらに、誰が何の資格を取得したのかが共有されることで、まだ資格を取得していないメンバーのモチベーションも高まっていると感じています。
 
松林様:また、グループ総会では、年間を通してRECOGの獲得ポイントが最も高かった上位3名を表彰し、RECOG賞を贈っています。RECOGは利用データを簡単にエクスポートすることができるので、表彰の準備に時間を取られないことはとても助かっています。
 
當麻様:同じ場所で仕事をしていれば、人事評価では評価されないメンバーの良い部分を褒めることが可能です。しかし、SESのような環境ではそれが難しく、人事評価ではカバーできない範囲をRECOGを使って評価しています。
 
松林様:さらに、投稿機能を活用して人事からのお知らせや、勉強会やイベントの告知をしています。現場に関わらず、情報を公平に伝えることができる投稿機能は、非常に役に立っています。
 
 

初対面でもコミュニケーションが円滑に

ー導入後、どのような効果を感じていますか。
松林様:お客様先に常駐しているエンジニアたちに、要件を伝える前にレターで見た活躍を褒めていることで、彼らが「現場が離れていても自分の活躍を見てもらえている」と実感してくれているように感じています。また、レターで活躍を知ることができるため、普段は関わりの少ない社員同士の会話のきっかけとなり、導入時に期待していたコミュニケーションの活性化につながりました。
特に、普段は異なる現場で働くエンジニアたちが社内イベントで初対面のメンバーと顔を合わせても、レターの内容が会話のきっかけとなり、スムーズにコミュニケーションが取れているということはとても良かったです。以前は、新しく入社したメンバーがいても、お客様先に常駐しているエンジニアたちまで情報が行き渡ることはありませんでした。しかし、RECOGを通じて新しいメンバーの顔やプロフィール、活躍などがわかることで、初対面でもコミュニケーションを円滑に進めることができたと感じています。
 
こうした日々の積み重ねが、SESのような環境でも帰属意識を高める手助けになっていると感じています。
 
 

社員同士の関わりの多い組織を目指して

ー今後どのような組織を目指したいですか。
松林様:当社では働く現場もそれぞれ異なりますし、リモートワークがメインになると一人でいる時間が増えて、外に出るのも億劫になってしまいがちです。そんな状況を打破すべく、「楽しみたいから会社に行こう」「誰かと話したいから会社に行こう」と思ってもらえるような組織にしたいです。社内イベントだけでなく、普段から社員同士の関わりの多い組織を実現したいですね。
 
一覧に戻る