導入事例

2022.09.13
2022.09.13

感謝と貢献の循環で、「他者貢献」の風土を作り出す

「お客様に感動を。」をテーマに、太陽光エネルギーのトータルライフスタイルを提案する新日本エネックス。福岡県博多市に本社を構え、名古屋・東京など日本各地で事業を展開しています。今回は、新日本エネックスの代表取締役社長・西口様に、RECOGを導入した背景や導入後の変化についてお伺いしました。

 

会社名:株式会社新日本エネックス
RECOG利用人数:89名
事業内容:太陽光発電・蓄電池システムの販売・工事及び保守、オール電化(エコキュート・IHクッキングヒーター)販売・工事及び保守、リフォーム工事業(屋根工事・塗装工事・水廻り工事)、カーポート付き太陽光発電システム販売施工、コンサルティング事業、住宅メンテナンス事業、営業代行事業

会社HP:https://nj-enex.co.jp//

 

RECOGを導入した背景
~RECOGの導入背景や導入する前に課題に感じていたことはありますか?~

「感謝を伝える」企業理念の浸透を目指して

西口 様(以下敬称略):弊社の社訓の中には、「感謝」にまつわる条文が含まれています。とはいえ、社訓で定めたからといって、それがすんなり定着するとは限らないものです。とくに弊社では以前まで中途採用をメインとしていたこともあり、さまざまな価値観・バックボーンを持つ社員たちへ向けて、いかに社訓を理解してもらい、浸透させるかが課題でした。
そんなとき、他社様の会社見学に行った際に、たまたま目にしたのがサンクスカードです。他の社員の貢献と、それに対する感謝を“見える化“できるという点に魅力を感じ、弊社でもサンクスカードの導入を検討しはじめました。また、弊社では支店をいくつか展開しているので、紙のカードでは全社での共有が難しいと考えました。
そこで見つけたのが、アプリ上でサンクスカードを送り合えるRECOGです。

 

自分の行動や、貢献度を振り返ることができる

西口:いくつか似たようなサービスがある中で、RECOGを選んだのは理由があります。
まずはじめに魅力を感じた点が、感謝をポイント化したものが累積していき、自分が受け取った「ありがとう」が一覧表示されるシステムです。普段の業務中の行いは、自分自身でも忘れてしまうもの。「自分がどのような貢献をしたのか」「他者からどのように感謝されたのか」が記録されていくことで、自分の行動や貢献度を振り返ることができます。一定以上レターを送ることで、世界中の子どもたちへ「給食」を届けられるという取り組みにも共感しました。
また、こういった施策はあくまで「長期的な育成プランニングに役立つもの」という感覚があり、あまりに高額なサービスでは継続が難しいと考えていました。RECOGは価格帯もリーズナブルで、導入のハードルが低かった点も決め手のひとつです。
 

 

RECOGの運用状況と体制
~実際にはどのようにRECOGを活用されていますか?~

「感謝を伝える」という理念から、一貫した評価制度

西口:導入当時は「なんだか気恥ずかしい」という声もあったため、まずは研修などを通して、実際にRECOGを利用してみてもらうところからはじめていきました。
すると、直接お礼を言い合うよりも、周囲に対して良い影響を波及できることがわかりました。RECOGで送ったサンクスカードはいつでも手軽にチェックでき、第三者の目にも触れます。これにより、「この人の、この行動は素敵だな」「自分もこういう風に行動しよう」というように、社員一人ひとりの他者貢献へのモチベーションアップにつながっていったのです。
また、当初は「感謝」と「称賛」が入り混じってしまっていたのですが、その結果、社員同士での議論が活性化され、より使い方が本質に沿うような使い方に変えていこうという流れが生まれました。弊社はもともと社員が自ら発信・変えていこうという企業風土がありますが、経営幹部がRECOGというサービスをいかに重視しているか、発信したことも大きいと考えます。
というのも、弊社では社内評価制度にRECOGの利用状況を組み込んでいるのです。
社員にとって一番身近な存在は、ともに働く社員。「身近な人に感謝できない人は、お客様にも感謝できない」という考えから、月別のランキングや他者へ送ったレターの数など、RECOGを通して見える活動も、その従業員を評価する基準のひとつとしています。RECOGの使用率が高いということは、それだけ他者へ感謝し、気持ちを伝える行動を取っていると判断できるでしょう。「感謝を伝える」という理念から、一貫した評価基準に基づき、RECOGでの活動状況をチェックしています。

 

RECOGを導入後の効果
~RECOGを導入して感じられた効果や、エピソードなどはありますか?~

社内の雰囲気が改善され、業界トップクラスの定着率へ

西口:正直、私は会社にいる時間が短いため、すべての社員の特性を把握するのはどうしても難しい部分がありました。しかし、RECOGを導入した今なら、アプリを開けば一人ひとりの成果・得意分野を確認することができます。これにより「この人はこういう仕事が得意なのか」「こういうところを頑張っているのか」と、社員に対する見え方が大きく変わりました。
また、RECOGを導入したことで、社内全体の雰囲気も良くなったと感じています。販売・営業系の職種は業界全体として離職率が高く、弊社も例外ではありませんでした。しかし、RECOGを含めた改善策を講じたことで、離職率を以前の半分以下にまで抑え、今では業界トップクラスの定着率を維持しています。
社員間のコミュニケーションツールとしてすっかり定着し、今では「1日あたり3通では足りない」と言う社員もいるほどです。

 

今後取り組んでいきたいこと
~今後取り組んでいきたいことはありますか?~

「当たり前」を当たり前とせず、感謝し合う風土を

西口:今後は、RECOGも含めた会社の社内環境整備についても、表彰制度に組み込もうと考えています。現在弊社では、業績に関係なく、社員がもっとも素晴らしいと思う社員を選ぶ「社内MVP」という制度を設けています。実は、この社内MVPに選ばれる社員は、RECOGの使用率と一定の相関関係があるのです。
もちろん業務上での頑張りも考慮されますが、RECOGを通して、周りにたくさんの「感謝」を送っている点も大きいのではないでしょうか。誰しも自分の行動を褒められれば嬉しいもので、普段からより多くの感謝を伝えている人は、他者から好かれ、選ばれる。人間関係において、評価が上がりやすいのだと考えます。
他者へ感謝を伝えるためには、「人の良いところを見つける目」が必要です。そして、そうした感性は、仕事だけでなく私生活にも良い影響を及ぼします。弊社はお客様だけでなく、社員の幸せもサポートしたいという思いがあるため、RECOGを通して「人の良いところに気づける目」を養ってもらえればと考えています。
世の中で当たり前とされていることは、お互いの約束を果たすことで、はじめて成り立ちます。
仕事の上の業務も同じで、営業だから営業活動をする、事務だから事務作業をすることを「当たり前」とせず、RECOGを活用することで、お互いを認め、感謝し合う風土を醸成していきたいと考えています。

 

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