コラム

2019.01.10
2019.01.10

離職率が高い原因は? 退職者が多い企業の特徴3つ

企業を経営するうえでは人材の確保がとても重要です。優秀な人材を採用し雇っていても、その人がすぐ離職してしまっては、経営計画をうまく立てることはできません。

離職率が低くなるようしっかり対策を練らなければいけませんが、そのためにはまず、離職率が高くなってしまう原因を知っておく必要があると言えるでしょう。

そこで今回は、退職者が多く離職率が高い企業の特徴を3つご紹介します。自分の企業に当てはまる部分がないか確認し、対策を練るようにしてください。

人間関係がよくない

企業は人間が作っています。たとえそれぞれに振り当てられた業務内容が違ったとしても、それらの業務が目指している部分は一致しているものです。そのため、従業員たちはお互いにコミュニケーションを取り合って、仕事を進めていかなくてはいけません。

つまり、職場において人間同士のコミュニケーションは必要不可欠。大事な業務の一環と言えます。

職場の人間関係が悪いと、自分の仕事をスムーズに遂行することができないだけではなく、企業として一体感もなくなり、また職場の雰囲気も悪くなります。

雰囲気も悪く、心がバラバラになっている職場に行くのは大きなストレスです。特に切磋琢磨して大きな目標を達成しようと思っている優秀な人材は、そのような職場では満足できないでしょう。

まずは職場の人間関係をよくし、従業員が誰でもストレスなくスムーズに自分の仕事をこなせる環境を構築しましょう。

明確な昇進・昇給がない

人間誰であれ、自分の仕事を認められ、それ相応の対価を得ることで満足感を得るものです。「会社のためと無欲で働く」というのは、どうしたって限界があります。

仕事で成果を上げたときに、それを認められ、昇進、昇給などの「報酬」があることで、やる気になるのです。いくら頑張っても評価されず立場や給料が変わらなければ、次第に社員はモチベーションを低くしていくでしょう。やる気のある人間はすぐに、自分を正当に評価してくれる会社への転職を検討するはずです。

明確な昇進、昇給、評価制度を構築することは、社員のやる気向上にもつながり、結果的に企業にとってのプラスになるのです。

理念浸透が充分でない

目標があることは人間をやる気にさせるものです。また、自分たちのやっていることがどのように社会に役立っているのか知ることで、承認欲求を満たすことができ、やる気につながります。

企業がどのような目標や理念を掲げ、社会に対してどのように関わっているのか、従業員全員に認知させることで、社員もそこへ向かって一致団結できるのです。

自分のやっていることが社会にどのように関わっているのかもわからず、いったい何のために自分の仕事をしているのかわからない状況にしてしまっては、やる気は持続できません。

離職率が高い企業の特徴を3つご紹介しました。

社員が退職をするのにはいろいろな原因があると思いますが、企業側にその原因があることも多いです。

ここで紹介した特徴に当てはまっていると思うのであれば、そこから対策を練るようにしましょう。そうすることで、退職する社員の数を大幅に減らすことができるかもしれませんよ。

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