導入事例

2022.02.21
2022.02.21

部署やチームの垣根を越えた社内コミュニケーションで家族のような会社作りを目指す

株式会社ジェイックは、原田メソッド®や販売部数4,000万部超えの『7つの習慣』(スティーブン・R.コヴィー氏著書)の考え方を取り入れた研修、新任管理職を生み出すためのリーダーカレッジなどを行う中堅中小企業向けの「教育研修事業」、フリーター・既卒向けの「就職カレッジ®」、大学中退者向けの「セカンドカレッジ®」、女性向けの「女子カレッジ®」、新卒向けの「新卒カレッジ®」など、企業と就職希望者の双方にとってメリットとなるサービスを提供する「就職・採用支援事業」等を行う会社です。 社内コミュニケーションの活性化を目的として、RECOGを導入していただいております。 今回は常務取締役の近藤様と営業マネージャーの村上様にお話を伺いました。

会社名:株式会社ジェイック
RECOG利用人数:215名
事業内容:教育研修事業、就職・採用支援事業、大学支援サービス
会社HP:https://www.jaic-g.com/
 
RECOGを導入した背景
〜RECOGの導入背景や導入する前に課題に感じていたことをお伺いできればと思います〜

在宅ワークの影響で社員同士のコミュニケーションが希薄になっている現状を変えたい

株式会社ジェイック 村上様(以下敬称略):
村上)新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ほぼ在宅ワークでの業務に切り替えるなかで課題に感じているのが、コミュニケーションが希薄になっているという点でした。
弊社は横の繋がりを大切にする若手メンバーが多く、人や社風に惹かれて入社した社員も少なくありません。
しかし、在宅ワークが増えるなかでその繋がりが薄くなってしまっていたため、従来から導入していたRECOGを一層活用しコミュニケーションを活性化させたいという想いがありました。
また、私は2018年からジュニアボードという若手中心の組織改革プロジェクトを展開していて、今回はそのプロジェクトの一環としてRECOGの使用率を上げるための取り組みとして”RECOG祭り”を開催しました。
ジュニアボードの目的は一言でいうと「より良い会社にする」こと。
そのために、コミュニケーションを活性化するツールとしてRECOGを使いました。
 

支店との距離を縮める効果を期待

株式会社ジェイック 近藤様(以下敬称略):
近藤)最初にRECOGの話があったのは、経営幹部からではなく現場のマネジメントクラスからでした。「こういうのがあって面白そうです」と。
ちょうどその時に、支店展開をしていくなかで支店間の距離を縮める方法を模索していたこともあり、一部で試験的に導入したところ「結構面白い」という意見が出たので、RECOGを全社導入して使うようになりました。
 
RECOGの運用の状況と体制
〜実際にRECOGをどのように活用されているかお伺いできればと思います〜

TwitterやFacebookに代わる社内SNSとして

村上)このインタビュー前に「RECOG祭で以前と以降で見る頻度が増えたかどうか」社内アンケートを取ったところ、増えた方と変わらない方が半々くらいでした。
平均いいね数はRECOG祭りの前は1投稿につき20いいねくらいだったのが、RECOG祭り中は35~最大で50くらいまで伸びました。

RECOGの活用度を高めるために、ジュニアボードのプロジェクトだけだとあまり影響力がないように感じたので、役員などの影響力がある方に協力を依頼したり、部署の人数が多いマーケティング事業部などに依頼したりすることで活用度を高めていきました。
使い方としては主に投稿掲示板で発信していて、Twitterのように毎日見ている人や写真だけを見ている人など使い方はさまざまです。
日報や週報を現場メンバーが投稿する等、社内のSNSとして機能している部分も大きいです。
現状、利用率が3~4割と上がりきっていないので今後に期待したいですね。
 

全社員が閲覧できる情報共有の場として

近藤)RECOGを使い始めてから全社員の中で「新人時代はRECOGの掲示板に日報を送る」というルールを作り、既存社員の日報もRECOGに送る形式に変えました。
日報の提出形式を変えた理由は、従来のメールでのやり取りだと読まれずに埋もれてしまうことがあり、そうした確認漏れを防ぎたいという目的でした。
社員のみんなが必要な情報をしっかりとチェックできるようにしたかったわけです。
あとは、全社員が知っておいた方が良いお役立ちデータなどを共有する場所としてもRECOGを活用しています。
もちろん社員同士のありがとうの交換の場としても。
RECOGの前にホメログを導入していた時期もあり、称賛ツールとしての活用は変わらず、現場メンバー同士の横の連携力を高めているのは間違いないと思います。
 
RECOG活用による効果
〜RECOGを導入して感じられた効果や、エピソードなどがあれば伺えますか?〜

配属直後から打ち解けやすい体制で迎え入れることができました

村上)今回のRECOG祭りの概要で言うと、新人紹介の形がすごく強かったので、新入社員に対して既存社員からの認知度が広がったという効果があったかと思います。
去年の新入社員は在宅ワークのさなかでの入社だったの、どんな子たちがいるのか、顔と名前が一致しないという状態がしばらくあって、自事業部に配属になった子だけ、なんとか顔が分かるような状態でした。
そんな中、今年はRECOG祭りを開催したことで、毎日のように新人たちの自己紹介や他己紹介がたくさん投稿されていたので、配属前にある程度人柄を理解した状態だったというのは大きかったですね。
実際に私の部署にも4人の新人が配属されましたが、事業部内に来た時点で好きな芸能人や趣味などを知った状態だったので、双方にとって良い状態からスタートできたのではないかと思います。
あと社内で新入社員が配属された際などにプレゼントを贈る文化があるのですが、プレゼント選びがしやすくなったというメリットもありました。
 

常にメンバーの良いところを探す目線を持つようになりました

近藤)感謝というのは会えればもちろん口頭で伝えますが、あまりそういったタイミングがない中で感謝を伝えるひとつの手段としてRECOGは良いツールだと思います。
元々社内の壁は高くない方だと思いますが、RECOGの影響でさらに低くなっているのではないかと感じます。
また「あの人は最近レター送っていないな」とか、「日報の様子がおかしいぞ」とか、RECOGの使用状況で状態把握ができる部分もありますね。
加えて「この人はこんなことをやっていて、あの人とこういうやりとりがあるんだ」という新しい発見があったり、日頃仕事をしているだけでは気づかないところや関係性が分かったりするのは、組織運営や人員配置を考える上でとても役に立つと感じています。
毎週レターを送ろう、拠点長は全員に必ず送ろうなどと決めておくことで、常に褒めるところを探す習慣が身につきます。
それはチームビルディングとして良い傾向ですし、いつも一緒に仕事をしているからこそなかなか面と向かって褒めたりしづらい部分もある中で、RECOGがあることで伝わることがあるのではないかなと。
「彼女にとってはこんな一言が響くんだ」、「彼はこういうところを評価して欲しいんだ」といったコミュニケーション上の気づきがありますね。
 
~レターやバッジの効果に関して感じていることはありますか?~

チームによっては欠かせない機能になっています

村上)レターやバッジの機能は使っていないチームと使っているチームがあります。
その中で、5チームくらいはレターを送り合っていて、そういったチームは雰囲気が良いなぁという印象です。
特に横浜支店が1~2年ほどずっとレターを送り合っていて、すごく仲が良くて雰囲気が良いですね。褒め合う、感謝し合うことが多いチームになっています。
 
今後のRECOGの使い方
〜今後RECOGをどう使っていきたいですか?〜

利用率アップを目指して社内コミュニケーションに役立てたい

村上)最初は使い方が分からなかったり、開かなくていいやという人が多かったりしたので、活用度を上げるのは大変でした。
今回のRECOG祭りでも、現場のマネージャーや同僚でも全然見てくれない層がいたので、そこはより良くしていきたいと感じています。
全社会議の場でひとつのワークとして取り入れていくなど工夫することでもっと利用率を上げていきたいですね。
 

RECOGのアップデートで社員のことをもっとよく知っていきたい

近藤)より活用していけば分かることはあると思いますが、距離感が分かると良いなと思います。
人同士の距離感や関係性の深度をはかることができればもっと良くなるのではないかなと。
明らかに「気分が落ちています」とか「絶好調」など、文章の内容や文章内のキーワードなどから感情を読み取るような機能があれば面白いと思います。
 
経営目線でのお話をしてくださった近藤常務取締役
 
 
 
 
                                         
 
 
 
 
         
 
 
 
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