導入事例

「地域で愛される介護施設」を理念に掲げ、介護という仕事の質のアップを目指した試みとは

株式会社アサヒ・スタッフサービスは、小規模多機能型居宅介護、居宅介護支援事業所を東京都の板橋と埼玉県の三郷の2拠点で展開する会社です。スタッフ教育を念頭に置いたバリュー浸透施策の試みとしてRECOGをご利用いただいております。 今回は、2拠点あるうちの埼玉県三郷に施設を展開する「デイサービス デイサロンみさと」「デイサロンみさと 居宅介護支援事業所」「小規模多機能型居宅介護 朝陽の緑」所長 宮田 英知 様にお話を伺いました。
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会社名:株式会社アサヒ・スタッフサービス
RECOG利用人数:56名
事業内容:介護サービス
会社HP:https://www.assc.co.jp/

 

RECOGを導入した背景

〜RECOGの導入背景や導入する前に課題に感じていたことをお伺いできればと思います〜
 

文章を書くことへの苦手意識を払拭したい

RECOGを導入しようと思った動機のひとつは、普段口頭で行っているコミュニケーションを文章という形式に落とし込むという練習の一貫でした。つまり、我々介護の仕事は、仕事の9割は、コミュニケーションなんですね。スタッフ間やご利用者様とのコミュニケーションが真ん中にあり、キモとなります。ですので、わりと口頭でのコミュニケーション能力は高いのではないかと思います。それが、文章になるとなかなか自分たちの意見を的確に書くことを、最初から苦手だと思っていたり、実際に口頭だとわかりやすいのに文章にするとわかりづらいという事象がありました。これは、多分慣れの問題であろうと思ったのです。オフィスワークであれば日々書類を書いたり、メールを書いたりすることが多いですが、介護の現場のスタッフは、ほぼ口頭です。文章を書くということ自体に慣れていないので、書くことに慣れて欲しいという思いがありました。感謝の気持ちであれば硬いビジネス文章よりもハードルは低いですし、感謝が飛び交うのはとてもいいことですので、RECOGの導入を決めました。
RECOGの導入を決めたもう一つの理由は、評価です。我々の仕事は、人と人の触れ合うという「コミュニケーション」を提供することが商品なので、一人一人の評価がしづらい傾向にあります。お客様や他のスタッフから口頭で「ありがとう」を10回言われているスタッフと1回言われたスタッフではいただいた感謝の数(仕事の成果)に差があるにもかかわらず、それをその人の評価として数えることが難しいです。ですが、ログに残れば数えることも検証することもできます。また、介護現場はチームワークが大事です。チームワークを高める、お互いに評価をし、認め合えることはとてもいい成果であると思います。その場で感謝を伝えるタイミングを逃したりしてもRECOGなら後から「伝える」を担保できるのもいいですね。ポイントを送り合って、物と交換できることも福利厚生になっていていいと思います。
※インタビュー時は感染対策徹底し、マスク着用で望みました。撮影時のみマスク未着用をお願いしています。
 
 

RECOGの運用の状況と体制

〜実際にRECOGをどのように活用されているかお伺いできればと思います〜
 

正解・不正解はない、自由に感謝を贈り合って欲しいです

導入する際は本当に使ってくれるかなという不安がありました。しかし、実際に導入後に思うのは、意外と使うんだなと(笑)。もっと導入時に手こずるのではないかと心配していましたが、取り越し苦労でした。マネージャー層がきちんと使ってくれているのがいい効果を生んでいるのだと思いますね。ですので、基本的にはルールを設定しないで、RECOGのレターの運用はしています。感謝に正解・不正解はないので、贈りたい時に自由にレターを贈ってくださいと言っています。私個人としては、先輩や後輩、立場なども意識せずにもっと自由にスタッフ間で感謝を贈りあってもいいのだと思っています。上下関係の意識改革にも一役買ってくれるとありがたいですね。

 

毎日の夕礼の議事録がわりにRECOGの「投稿」を活用

うちの施設では、その日の報告や申し送りの雑談ミーティングを毎日15分程度、実施しています。このミーティングの議事録を共有するためRECOGの投稿を使っています。この投稿により、その日、休んでいるスタッフも投稿(議事録)から毎日の情報共有がしたいときにできるというのは、とても便利です。古いのを見返してマニュアル作成にも役立っています。

自己紹介動画でスタッフ間の親近感をアップ

もう一点投稿の活用として、投稿には動画をアップすることができますので、スタッフの自己紹介動画を順番にアップすることにしました。これは、新しく入ったスタッフからは、好評です。コロナで飲み会などのコミュニケーションがないので、この自己紹介動画を見て、実際のコミュニケーションのきっかけができたというのです。文字の自己紹介と異なり、動画の方がその人の話し方とか雰囲気が伝わってきますので、いいですよね。スタッフがアプリ(レコグ)を活用する要因にも繋がっていると思います。
 

RECOGを導入後の効果

〜RECOGを導入して感じられた効果や、エピソードなどがあれば伺えますか?〜
 

目標(ビジョン)を意識した会議ができるようになってきました

RECOGを導入する少し前に、この三郷の施設でのビジョン、理念、行動指針(バリュー)を新しく作成・整理をしたんです。新しく理念を作りその理念達成のために行動指針(バリュー)を作りました。いきなり理念と言われても難しいと思うので、バリューバッジをRECOGのレターに付けることで、ゆっくり運用を始めています。
 
RECOGで毎日バッジに触れることで、各スタッフが理念を考えるきっかけになれば良いなと思っています。その効果として最近の定例会議で理念やバリューを意識した発言や行動、成果を耳にすることが増えたように感じています。日々RECOGでビジョンとバリューに触れていることでポップに理念に触れることができているからではないかと考えています。理念(ビジョン)を意識した会議が自然とできるようになってきたことは嬉しい誤算でした。

 

※RECOGのバリューなど掲載ページ

 

 

※三郷の施設で利用されているバリューバッジ

 

誤解や思い込みを払拭するいいツールです

スタッフ数がある程度いると、日々、お互いの仕事が見えづらくなっている間柄のスタッフがいて、それが原因でスタッフ同士の誤解や思い込みも生じてきます。RECOGはそこを解消するためにも良いツールであると感じています。RECOGのレターを読むとかかわりが少ない他スタッフの様子が分かります。導入前よりも個人が全体に見えやすくなったと感じています。
 

今後取り組んでいきたいこと

〜今後取り組んでいきたいと思っていること、があれば教えてください〜
 

スタッフ教育を率先してやっていきたいです

RECOGでのバリューバッジの運用は、社員教育という視点がありました。日本の学校教育は受け身的で、正解を探す教育であるように思います。RECOGを使って、「個人の思いを言葉にする、真実を語る」ことが「考えられる人材」の育成に繋がると思います。そして、口頭の言葉を文章化することで伝える方法が増えると考えます。それらの「気づき」のきっかけをRECOGで提供できたらと思います。RECOGの活用は「考えること」の強制です。気づくタイミングは人それぞれで、教える側には調整できませんが、気がつきやすい環境を整えておくことはできると思っています。