導入事例

2019.08.15
2019.08.15

70年を迎える老舗化学メーカーが紙のサンクスカードからRECOGに踏み切った理由

食品添加物の日持ち向上剤や人工透析の原料として使われる酢酸ナトリウムの国内トップメーカーである社名は大東化学株式会社は、来年で70年を迎える化学メーカーです。今回は社内の従業員のモチベーション向上や風通しの改善のために、ホメ活(褒める文化を醸成する活動)を積極的に行っている管理本部長川上浩様にお話を伺いしました。 ※大東化学株式会社はケミカル関連事業の強化を図るべく、エア・ウォーター株式会社のケミカルカンパニー内の電材開発事業部と 川崎化成工業株式会社とが2021年10月1日に合併し、社名はエア・ウォーター・パフォーマンスケミカル株式会社となりました。

会社名:大東化学株式会社
RECOG利用従業員数:280名
事業内容:製造業、化学メーカー
会社HP:https://www.dcg.co.jp/
 

紙のサンクスカードの難しさを感じRECOGの導入を検討しました

2016年8月から、従業員のモチベーション向上と社内の風通しの改善のために、ホメ活「Smileカード」活動を開始しました。手書きカード、社内イントラ(グリーティングカード)を使用し、「従業員同士が感謝や、相手を称える気持ちを自発的に言葉に表し相手に届ける」という日常の中で、小さな成果や、仕事が上手くいったときに社員同士が評価する、褒め合う文化を作るために若手社員を中心としたホメ活推進メンバーでスタートしました。

活性化に向け、四半期毎のキャンペーン表彰、期末表彰、類似活動を行っている他社に訪問しインタビューを行うなど社内風土の改善を行ってきました。約1.5年が経過し、ホメ活についてのアンケートを行ったところ85%が活動に賛成、Smileカードを贈ったことのある人は75%、また、手書きのカードの使用率は27%と低く、グリーティングカードの使用率は73%と高いことも判りました。手書きカードは想いが詰まって良いが、手軽さや同じ内容を対多数に贈りたい時にグリーティングカードの方が良いという結果でした。その後ホメ活メンバー、部課長と事務局長で検討し、更にもう一歩踏み出した活動にするために、RECOGの導入に踏み切りました。
導入にあたり、今までの非公開型のメッセージから公開型のメッセージに進化させることにより、小さな成功体験の「見える化・共有化」を図り、職場のノリを良くし、組織の壁を越えて従業員が自由に何でも言える「言える化」、そして相手の意見に耳を傾ける「聞ける化・訊ける化」に繋げ、職場環境の更なる向上を図りたいとの想いがありました。

社風的にシャイな人が多く非公開型から公開型に変える事で初めは恥ずかしさがあったようですが、従業員が次から次へとレターを贈り合っているのでだんだんと恥ずかしさは無くなってきた様に思います。まだ部下から上司へのレターの贈りにくさは残っていますが、同世代間でのレターの贈り合いは活発になってきています。
 

投稿フィードを活発に活用しています

レターフィードと投稿フィードの活用をしていますが、特に投稿フィードが活発に動いています。クラブ活動案内や各職場のイベント(歓送迎会等)、表彰案内等、良識の範囲で制限を付けずに積極的に活用を促しています。特にクラブ活動の見える化、職場のイベント、行動等が身近に感じられるようになりました。部活に入っていないメンバーが投稿フィードに挙がっている記事を見て、体験やイベントに参加し交流を深める機会も増えています。
 

少しでも”褒める”が浸透するよう様々な施策を行い少しずつ活性化してきました

ログイン促進のメールや、拍手などのアクション促進のメールを月に一度、配信しています。また、会議室や食堂に参加を段階的に後押しするポスターを作製・掲示し、参加率のアップを試みています。効果あってか少しずつですが、ログインする人が増加し、「工場内などで拍手をしてくれた人に会うと話すきっかけになった」などの声が聞こえてくるようになりました。

四半期毎に、毎月のポイント獲得数1位及び称賛レベル1位の方に表彰、お菓子のプレゼントをしています。今後は期末表彰の内容を変更し、RECOGの獲得累計ポイント数に応じて、「ビンズを集めてパズルを完成させよう!」と題して、ビンズパズルのピース授与を検討しています。紙のSmileカード及びグリーティングカードは残していますが、期末表彰の対象からはずしRECOGに統一する予定です。
 

RECOGを活用し、従業員が働きやすい環境作りに励んでいきます

より活発的に社員同士が称賛し合える雰囲気を作り、喜びや誇りを多くの従業員が感じる会社にしたいと思っています。そのためには、人間関係・職場環境がとても重要であり、RECOGを活用し、褒める文化をより強く作っていく必要があると思っています。急な組織変革ではなく、従業員に寄り添い長い目で見て職場環境の向上が出来ればと思っています。従業員の輝く笑顔が、お客様、社会の期待に貢献できるとの想いでこれからも活動していきます。
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