コラム
職場における社員同士のコミュニケーションはとても大切です。円滑にコミュニケーションをとることで仕事の効率もアップしますし、職場の雰囲気もよくなります。職場の雰囲気が良ければ離職率の増加もストップし、企業経営もよりやりやすくなるでしょう。
ではもしも、そんなコミュニケーションが不足した場合、どのような悪影響があるのでしょうか。
ここでは、コミュニケーションがいかに大切なものであるのか、コミュニケーション不足による悪影響の例をいくつか紹介し、説明します。
基本的に、企業で働く社員はそれぞれが異なる自分の仕事を持っています。ひとりがすべての業務を行うことも、全社員が同じことをしているということもありません。
社員に役割分担がされており、それらの異なる仕事がひとつに合わさったときに、企業が目指す大きな目標が実現されるのです。
コミュニケーションをしっかりとらないと、社員は自分の仕事だけに集中し、ほかの社員がどのようなことを行っているか知らないという状況になってしまいます。自分の仕事以外には無関心になってしまい、自分の仕事がどのように企業、ひいては社会に関わっているのかが分からなくなってしまうのです。そうなると独りよがりの仕事をこなす社員が増え、一致団結すべき企業は内部から空中分解していくでしょう。
また、自分の仕事がどのように処理され、どのような役に立っているのかを知らないというのは、ともすれば仕事へのモチベーションを下げてしまう原因にもなりかねません。
コミュニケーションをしっかりとらないと、前項で紹介した通り独りよがりの仕事をしてしまう社員が増えていきます。それがエスカレートすると、「自分さえよければそれでいい」という発想につながる危険性があり、自分だけの利益のために働く社員が出てきてしまうことも。
コミュニケーションをしっかりとって、良好な人間関係を築き、社員みんながチームメイトであるという認識をすることで、「この人のために頑張ろう」というような気持ちが芽生えてくれるものです。
社員同士がチームであるという認識が生まれることは、自分勝手な行動の抑制につながり、結果的に不正行為に走る社員を減らすことにつながります。
顧客の情報や、顧客からもらった依頼や要望は、しっかりと会社内で共有しておかなくてはいけません。そうしなければ、ほかの人が担当している顧客から連絡があったときに、担当者が不在というだけの理由で、適切に対応できなかったり、そもそもまったく対応できなかったりなんてことも起こるからです。顧客に迷惑をかけてしまいますし、せっかくの営業機会を逃すことにもつながりかねません。
コミュニケーションをしっかりとり、必要な情報をきちんと共有しておくことで、顧客に迷惑をかけなくて済むようになりますし、自社にとっても営業機会を逃してしまうリスクを減らすことができるようになります。
コミュニケーションは企業を経営するうえでとても重要です。社員同士のコミュニケーションをおろそかにしておくことで、ここで紹介したような悪影響を被ることがあります。
社員同士がしっかりコミュニケーションをとるように対策をしていくようにしましょう。